転職エージェントの役割とは、求職者と企業を結びつける仕事です。
ですが、転職エージェントはたくさんあるので、どの転職エージェントに登録したらいいのかわからない方もいます。
この記事では、転職サイトとの違いや転職エージェントを選ぶポイントについて解説しているので、転職エージェントを選ぶ参考にしてください。
また、最初に転職エージェントを比較したい場合は下記記事をあわせてご覧ください。
・介護職の転職サイト15社を比較!おすすめポイントや転職のコツなど解説
・介護職におすすめの転職エージェント10社比較や転職のコツなど解説
目次
転職エージェントとは?
転職エージェントとは人材紹介サービスの別称で、キャリアアドバイザーから求職者に対して、最適な求人を紹介してくれます。
一人の求職者に対して、専任の担当者がつくので、細かい求人の条件や面接に対するアドバイスなど転職に関する相談に乗ってくれます。
企業から求人を預かるのも転職エージェントの役割のひとつで、求職者と企業をつなぐために双方の手助けをしているのです。
転職活動では、家族や友人など誰に相談すればいいかわからないと悩むことがあります。
その際、転職エージェントに相談をすればスムーズに転職活動を進めることができますよ。
転職エージェントを利用する5つのコツ
転職エージェントを利用するコツを、5つ紹介します
希望条件はくわしく伝える
転職エージェントと登録面談をする際に、キャリアアドバイザーに希望条件をなるべくくわしく伝えてください。
どうしても、希望条件が出てこない場合は、苦手なことや嫌なことを伝えるのもおすすめです。
キャリアアドバイザーは希望条件をもとに仕事を探してくれるので、強く希望する条件を優先的に伝えることで希望に近い仕事がみつかる可能性が高まります。
連絡をこまめにとる
転職エージェントとは、こまめに連絡を取るようにしましょう。
キャリアアドバイザーは複数の求職者を担当しているため、優先順位をつけてサポートしている場合があります。
転職意欲が高い転職者はサポートされやすいため、担当のキャリアアドバイザーに電話やメールで積極的に連絡してみましょう。
自分でも求人をチェックする
転職エージェントに登録をしたら、自分でも求人がないかチェックすることは大切です。
もし、サイトを確認するのが難しい場合は、求人のメールを受け取れるような設定や、転職エージェントに求人の紹介をお願いしてみると、求人の見逃しが少なくなります。
嘘をつかない
転職エージェントに経歴を聞かれる際に、スキルや経歴に関して嘘をつかないようにしてください。
少し見栄を張ったり、ないものをあると伝えると仕事が見つかりづらくなるだけでなく、内定や入社後に嘘が判明すれば転職エージェントに迷惑をかけることになります。
転職を成功させるためにはお互いの親密な関係が必要なので、それを損ねるようなことをすると親身に相談してくれない可能性があります。
転職エージェントには、正直に言うようにしましょう。
わからないことはしっかりと質問する
面談時に、キャリアアドバイザーに質問しないといけないことがあるのか悩む方もいます。
キャリアドバイザーに質問する内容としておすすめなものを紹介します。
- 私にはどの業界・職種が向いていますか?
- 転職回数が多いと不利になりますか?
- どんなサポートを受けられますか?
わからないことを質問して、不安な点を払拭しましょう。
転職エージェントと転職サイトとの違い
転職エージェントと転職サイトの違いについて説明していきます。
応募できる求人に違いがある
転職エージェントが持っている求人のほとんどは一般に公開していない非公開の求人なので、転職エージェントに登録をしないと見ることができません。
求人を公開にして募集すると人気がある会社の求人だと応募が殺到する可能性があるため、求人数は転職エージェントによって異なりますが非公開求人の方が多いことがあります。
転職エージェントが伴走と自分で活動の違い
転職エージェントでは、求職者に必ずキャリアアドバイザーがついて、応募書類の作成から内定後の入社日程の調整まで、サポートしてくれます。
転職サイトでは、転職サイトに掲載されている求人を見て応募ができるので、誰かに急かされることもなく自分のペースで転職活動を進めることができます。
しかし、メリットとなる部分は自力で転職活動を進めないといけないデメリットだとも言えるので、転職活動を一人で進めることが不安な方は転職エージェントをおすすめします。
転職エージェントのサービス内容
転職エージェントのサービス内容について説明します。
厚生労働省「令和2年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」によると、有料職業紹介事業所の数は2万8671件あります。
転職エージェントによって少しずつサービス内容は異なってきますが、ほとんどの転職エージェントのサービス内容は以下の通りです。
- 転職サービスの申し込み
- 求人状況の確認・サービスのご連絡
- キャリアアドバイザーとの面談・相談
- 求人紹介・書類添削・面接対策
- 応募・書類選考・面接
- 内定・退職交渉・入社
転職エージェントによって異なりますが、入社後もフォローが続くところもあります。
転職エージェントを選ぶ際のポイント
転職エージェントを選ぶ際のポイントについて解説します。
転職エージェントの種類
転職エージェントは大きく2種類に分けられて、「総合型」と「業界特化型」の2種類に分けられます。
この2種類の転職エージェントの両方登録することをおすすめしています。
- 総合型…幅広い業界・職種を網羅したエージェント
- 業界特化型…業界・職種に特化した転職エージェント
求人件数・希望する求人を扱っているか
総合型は幅広い業界や職種に対応しているので求人数は多く、職種や求人など選択肢を広げやすいといえます。
その一方、業界特化型は業種や職種に特化した求人を扱っています。
業界特化型は総合型に比べて求人数が非常に少ないため、総合型と業界特化型の両方登録することをおすすめです。
サポート内容
転職エージェントによってサポート内容が少し異なってきますが、求職者が求めている条件を満たすようなところであれば自分に合う仕事が見つかる可能性が高まります。
たとえば、自分に合う仕事についてや履歴書作成、面接のアドバイス、資格取得についての相談などがあります。
転職エージェントに登録した際、どのようなサポート内容があるのかキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
キャリアアドバイザーとの相性
登録面談の際に、キャリアアドバイザーが自分にとって話しやすいか、スムーズに会話ができるかなどを参考に相性を確認しておきましょう。
担当のキャリアアドバイザーが合わない場合、転職エージェントでは担当の変更ができます。
転職エージェントのメリット・デメリット
転職エージェントのメリット・デメリットについて説明します。
メリット
転職活動がスムーズに進む
転職エージェントは、応募先の選別、履歴書・職務経歴書の添削、面接の日程調整などのサポートを行ってくれます。
初めての転職で何をしたら良いかわからなくても転職エージェントが手助けしてくれるので、スムーズな転職活動ができるのが大きなメリットです。
非公開の求人情報が集まっている
転職エージェントには、非公開求人が集まっています。
それは、公開求人で募集すると応募が殺到して選考に時間を要する可能性が高いからです。
「非公開と聞くと怪しい求人では?」と思う方もいるかもしれませんが、実際は公開求人にはない魅力的な求人や経験を活かせる職種もあります。
より良い条件で働きたいと方は、公開求人だけでなく非公開求人からも情報を収集することをおすすめします。
デメリット
応募まで数日かかる
転職エージェントを利用するには、まず転職エージェントに登録をして担当のキャリアアドバイザーと面談を行います。
求職者のニーズを汲み取ったうえで複数いる応募者の中から候補者を選ぶため、転職サイトのようにすぐ応募して数日後には面接というわけにはいきません。
少しスケジュールに余裕をもって、転職活動を進めていきましょう。
キャリアアドバイザーとの相性が合わないことがある
キャリアアドバイザーはいろいろな性格の方がいます。
自分に合わないキャリアアドバイザーが担当であれば、転職エージェントの相談窓口などに相談をしましょう。
転職エージェントによって対応は異なりますが、担当のキャリアアドバイザーの変更などしてくれますよ。
よくある質問
ここからは、転職エージェントを活用することに関してよくある質問を紹介します。
転職エージェントは転職サイトと何が違いますか?
簡単に言えば、転職エージェントはキャリアアドバイザーのサポートを受けつつ一緒に転職活動を進めていき、転職サイトはすべて自分で対応するといった違いがあります。
自分のペースで転職活動をしたい方には転職サイトがおすすめですが、一人で転職活動をすることに不安を感じる方は転職エージェントのサポートを受けつつ転職活動をしましょう。
ほかにも違いがありますので、「転職エージェントと転職サイトとの違い」をご覧ください。
転職エージェントを上手に活用する方法はなんですか?
社会人として基本的な部分ですが、連絡をこまめにとる、自分でも求人を確認する、嘘をつかないなどがあります。
転職エージェントが保有する求人は常に情報が更新されているので、連絡が来て数日後に連絡を取ったりするとその時にはすでに締め切っていたりします。
キャリアアドバイザーは早く仕事を始められるように迅速に対応してくれるので、連絡をこまめにとったり自分でも求人を確認することが大切です。
ほかにも「転職エージェントを利用する5つのコツ」で解説しているのであわせてご覧ください。
まとめ
今回は、転職エージェントの方法について解説をしてきました。
転職エージェントは転職サイトと違ってキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれるので、仕事探しを一人で行う負担を軽減することが可能です。
また、キャリアドバイザーに任せきりにするのではなく、希望条件などの相談をするときに嘘をつかない、連絡が来たら返信するなどに気を付けることでスムーズな転職を目指せますよ。
転職エージェントにはメリット・デメリットもあるので、自分の転職活動に必要かを見極めて希望条件に近い仕事が見つかるよう登録する転職エージェントを選択していきましょう。

転職エージェントを活かして希望条件に近い仕事を目指しましょう
転職エージェントによっては、転職に関する仕事探しや面接のアドバイス、履歴書添削など幅広いサポートに対応しています。一人で行う転職活動がうまく進まない方は、是非一度相談をしてみましょう。
人材会社ウィルオブ・ワークが運営している介護ワークは介護に特化した仕事を紹介しています。仕事探し以外にも、転職の不安や面接時のアドバイスなどのサポートを行っているので、初めての場所でも安心して働けます。