生活相談員は介護施設で相談やスケジュールの調整役を請け負い、悩みを持つ利用者やその家族にとって頼れる存在です。

しかし、さまざまな理由でストレスをため込んでしまいやすく、生活相談員を辞めたいと悩んでしまう方もいます。

この記事では、なぜ生活相談員を辞めたいと感じてしまうのか、生活相談員を辞めたいときの対処法など解説していきます。

生活相談員を続けるメリットや転職の方法についても解説しているので、今後の働き方の参考にしてくださいね。

生活相談員を辞めたいときはウィルオブ介護への相談がおすすめ

生活相談員は仕事量が多さや人間関係の複雑さを抱えやすく、同じ立場の同僚が少ないことから誰にも相談できずに退職に追い込まれてしまうこともあります。

そんなときはウィルオブ介護に相談してみませんか?ウィルオブ介護では現在働いている状況へのアドバイスや、おすすめの働き方の提案を行っています。転職のサポートも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

生活相談員を辞めたくなる理由

重要な役割を担い、やりがいをもって働くことができる生活相談員ですが、どんな理由で辞めたいと考えるようになるのでしょうか。

ここでは、生活相談員を辞めたくなる理由についてくわしく見ていきます。

業務量が多い

勤務する職場や施設形態によって差はありますが、生活相談員は業務量が多くなる傾向があり、それが理由でつらいと感じる方もいます。

生活相談員の業務は利用者とご家族、それぞれの連携機関との連絡調整、施設の入退所の契約、その他行政機関との手続きなど多岐にわたります。

これらの業務をこなし、場合によっては介護職との兼務をすることもあり、大きな負担を抱えてしまうのです。

また、連携先や面談相手のスケジュールによって予定が左右されやすく、同じ時期や時間帯に業務が重なって大変になることもあります。

そもそも生活相談員は配置基準が少なく、施設によっては在籍しているのが1人の場合もあり、業務が集中してしまいがちです。

たとえば、特別養護老人ホームだと生活相談員の配置基準は利用者100人に対して常勤1人以上と定められています。

ぎりぎりの人員配置を行っている特養で勤務すると、100人分の相談業務を担うことになり、自然と業務は多くなってしまうのです。

人間関係に悩みがある

生活相談員は相談業務や連携機関との調整を行うため、一般の介護職よりもさらに業務の中で関わる人の数が多くなります。

多くの関係者からの意見を聴き、全員の意見をすり合わせていく役割を担うことで、生活相談員が板挟みになってしまうことも出てきます。

その中で生活相談員は施設ごとに配置される人数が少ないため、職場内で相談しづらい環境になりやすいので人間関係に悩んでしまうのです。

また、生活相談員が施設へのクレーム対応をする場合もあり、ネガティブな話題に向き合う機会が多くストレスを感じることもあります。

給与が割に合わない

生活相談員の給与は一般の介護職員よりも高くなる傾向があります。

【職種別平均給与額(月給/常勤)】
職種 給与
生活相談員・支援相談員 33万8370円
介護職員 31万6610円
介護支援専門員 35万3560円

※引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」第79表

令和3年の調査結果を見ると、生活相談員の平均給与は介護職員と比較して2万円ほど多いことがわかります。

しかし、実際には夜勤が多かったり経験年数が長い介護職員の方が生活相談員よりも給与をもらっている場合もあるのです。

もともとベテラン介護士として平均以上の給与をもらっていた方が生活相談員になった場合、給与が低く感じてしまいます。

また、生活相談員の業務量に対しての給与が見合っていないと感じている方も多く、不満を抱く方も多いです。

辞めたい理由別の対処法

さまざまな理由で生活相談員の仕事に疲れ果て、辞めたいと感じてしまうのは無理のないことです。

しかし、感情に任せて勢いで辞めてしまうと結果的に後悔してしまう方もいるため、一度気持ちを落ち着かせましょう。

限界までストレスを溜め込んでしまう前に、具体的にどのような選択肢があるのか知っておくと冷静になることができます。

ここでは、生活相談員を辞めたい理由別の対処法を紹介します。

業務量が多い・人間関係に悩んでいる

業務量が多い、職場の人間関係に悩んでいる場合には、まず職場の上司に相談してみてください。

一人で抱え込まず、施設長や管理職の人に話すことで状況が良くなる場合や、気持ちの整理ができる場合があります。

相談するときは「生活相談員を増員してほしい」「生活相談員業務専任にしてほしい」「人間関係に悩んでいる」など具体的に伝えましょう。

また、上司に相談して悩みが解決するか仕事を辞める基準の一つにし、状況が変わらなければ転職すると決めておくことで冷静になれます。

いきなり転職を進めるのではなく、まずは今の職場の中でできることをやってから転職活動を始めましょう。

給与が割に合わない・残業を減らしたい

生活相談員の仕事は気に入っているけど給与が割に合わない、残業を減らしたい場合は生活相談員として転職するのがおすすめです。

施設や事業所の形態によって配置基準や経営方針が異なるため、ほかの施設であれば希望する働き方ができる可能性があります。

待遇面の改善も期待できるうえ、環境が変わることで新たな気持ちで生活相談員の仕事に取り組むことができます。

労働条件に対して厳しさを感じている場合には、応募したい施設の人員配置、労働条件や職場環境をしっかり下調べすることが大切です。

現在の施設以外でも生活相談員として働くことは可能なので、現状にとらわれすぎずさまざまな選択肢に目を向けましょう。

生活相談員に向いていないと感じる

生活相談員が向いていないと感じるのであれば、介護福祉士の資格を活かし、現場で働く介護士に戻る選択肢もあります。

夜勤が可能であれば生活相談員として働くよりも給与が上がる可能性があり、即戦力として採用されやすいです。

また、生活相談員の経験を活かし、ケアマネージャーや社会福祉士などの上位資格の取得を目指すのもおすすめです。

介護業界とは違う業界で働きたい場合には、介護職の経験が活かせる業界で働くことを検討してみましょう。

たとえば、介護職で培ったコミュニケーション能力や事務系のスキルは営業職や接客業、事務職などで活かすことができます。

生活相談員以外にも業界を問わず様々な選択肢があると知っておくことで、冷静な気持ちになることができますよ。

生活相談員を続けるメリット

業務内容が大変で、辞めたい気持ちになってしまうこともある生活相談員の仕事ですが、辞めずに続けるメリットも多く存在します。

ここでは、生活相談員を続けるメリットを紹介します。

夜勤なしで働ける

介護現場で勤務する介護職員は、一部の施設形態を除くと夜勤のシフトが組まれることが多いです。

夜勤シフトは夜勤手当をもらえるなどのメリットもありますが、生活リズムが崩れてしまい体を壊してしまうこともあります。

しかし、生活相談員の勤務は日中のみが基本となるので、生活リズムが乱れることがなく安定した生活を送りやすいです。

家族や友人との生活時間がずれにくく、プライベートの時間をしっかり確保して充実した過ごし方ができるのは大きなメリットです。

介護職員よりも体力的な負担が少ない

生活相談員を専門でやっている場合には、介護職員と比較して体力的な負担は少ないといえます。

介護職員として働くと、入浴介助や排泄介助などの身体介助を行う必要があり、肉体的な疲労が蓄積しやすいです。

対して、生活相談員はデスクワークや会議、面談の業務がほとんどなので体力にあまり自信がない方でも働きやすいメリットがあります。

キャリアアップにつながる

生活相談員としての経験や知識は、介護職としてキャリアアップを目指すときに役立ちます。

たとえば、生活相談員の実務経験はケアマネージャーの資格要件のひとつです。

資格を取得するには、生活相談員を含む相談員業務に5年以上従事し、資格試験に合格する必要があります。

ケアマネージャー以外にも、生活相談員の実務経験があることで施設長や管理職を目指すことも可能です。

介護職の中でキャリアアップしていきたい方は、生活相談員として長く働くことを視野に入れましょう。

誰かの役に立つやりがいがある

生活相談員の仕事は、利用者と施設や病院などの連携機関とを橋渡しする役割を持っています。

利用者の悩みや不安、あらゆる介護に関する問題を解決することで利用者やその家族に感謝される機会が多く、やりがいのある仕事です。

労力が大きく、大変なことも多いですが、それだけ人の役に立っていることを実感しやすいのも確かです。

生活相談員から転職をするときのポイント

生活相談員を続けるメリットや現状を踏まえたうえで転職したほうが良いと判断したなら、転職の準備を進めましょう。

ここでは、生活相談員から転職するときに気を付けたいポイントを紹介します。

職場を辞める前に転職活動を始める

転職活動は現在の職場で働きながら、あるいは休職しながら時間をかけて行いましょう。

転職先が決定しないまま退職すると、収入がないことで早く転職しなければならないという不安や焦りを感じてしまいます。

勢いで退職したことで今よりも厳しい環境の職場に転職してしまう恐れがあるため、じっくりと準備をしてから退職するのが安全です。

事前の調査をしっかり行う

応募する求人の施設について、職場環境や待遇の下調べを行いましょう。

下調べを行わずに転職すると事前情報がなく入職することになり、働き始めの負担が大きくなってしまいます。

公式サイトや口コミサイトのチェックはもちろん、厚生労働省の介護サービス情報公表システムで施設の人員配置などを確認しましょう。

明確に希望の勤務条件を設定する

転職の際にはどうして転職したいのか、今の職場でどんなことに耐えられないのかを明確にして希望の勤務条件を絞る必要があります。

すべての条件が良い職場を探すことは困難なうえ、こだわりすぎるといつまでも転職ができなくなってしまいます。

給与や勤務時間、業務量、職場環境、人間関係など、自分が重視したい勤務条件を設定し、その条件を満たす職場を選びましょう。

これからのキャリアプランを立てる

生活相談員を続ける場合もそうでない場合も、将来どのような自分でいたいのかを考えて転職を進めてください。

自分が将来どんな仕事をしていたいのかによって目指すべき道筋は大きく異なってきます。

介護職の中でキャリアアップを狙う場合は、研修や資格取得に時間を要するため、計画的なキャリアプランが必要です。

また、将来のビジョンが何もないと履歴書や面接の志望動機で具体的な内容を書けず、働く意欲が伝わりにくくなってしまいます。

他業種の求人に応募する場合には、なぜその業界で働きたいと思ったのか、今後どのような方向性で働きたいのかを考えておきましょう。

よくある質問

ここでは、生活相談員を続けるかどうかに関してよくある質問を紹介します。

生活相談員を辞めたいときはどうすればいいでしょうか?

自分がどうして生活相談員を辞めたいのか、今後やりたいことによってするべきことは変わってきます。

まずは今の職場の上司に相談してみたうえで、改善の見込みがなく問題が解決しない場合には転職を考えましょう。

相談するときには、現在何に悩んでいるのか、どんなことに対応してほしいのかを具体的に伝えることが大切です。

くわしくは「やめたい理由別の対処法」を参考にしてください。

生活相談員を続けるメリットはありますか?

生活相談員は介護職の中でも上位の職業のため、続けるメリットは多くあります。

介護士と違い夜勤なしで働けることやデスクワークで身体的負担が少ないこと、今後のキャリアアップも可能なことが主なメリットです。

また、生活相談員は利用者の気持ちや生活に寄り添い、それぞれが抱えている問題を解決できるやりがいのある仕事です。

利用者やその家族から感謝される場面も多く、誰かの役に立っている実感を得られる職業だといえます。

生活相談員から転職をするためのコツはありますか?

転職をする場合は、現在の職場をすぐには辞めず続けながら転職活動を開始すると、気持ちのゆとりをもって転職ができます。

また、事前調査をしっかり行うことや、自分の希望する勤務条件を明確にすることも大切になってきます。

現在何に悩んでいるか、これからどんな働き方をしたいかを洗い出し、今後のキャリアプランを考えながら転職活動を行いましょう。

くわしくは「生活相談員から転職をする時のポイント」をご覧ください。

まとめ

生活相談員は、業務量の多さや人間関係のストレス、給与が割に合わないことが原因で仕事を辞めたいと感じる方が多くいます。

業務上で問題を感じるなら、まずは上司に相談するのが大切ですが、それでも解決しない場合には転職や他業種への挑戦も考慮しましょう。

介護業界で仕事を続けたいなら、別の介護施設や福祉施設へ転職することで現在の悩みが解決することもあります。

ほかにも、介護福祉士として現場で働くことやケアマネージャーへのステップアップを目指すことも可能です。

他業種へ挑戦するなら、介護職で培ったコミュニケーション能力や営業力、事務経験を活かせる営業職や接客業、事務職などがおすすめです。

どのような手段を選択する場合でも勢いだけで決めず、今後のキャリアプランや希望する働き方を明確にし、後悔のないように進めましょう。

ウィルオブ介護で充実した転職活動をしませんか?

現在の職場での悩みを上司や同僚に打ち明けても解決しないのであれば、転職するのがおすすめです。生活相談員として働く中で身につけたスキルや経験を活かして働ける職種は多いため、介護系だけでも様々な選択肢があります。

自分がこれからどのような働き方をしたいか相談したいときは、ウィルオブ介護にご相談ください。幅広い視点で今後のキャリアプランや希望する働き方を見つけるサポートをしますよ。

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