どの業界でも同じですが、レベルが低い人材が職場にいるとマイナスの影響を与えることがあります。
これは介護職でもいえることで、レベルが低い介護職員よりもレベルが高い介護職員を求めている施設は多いといえます。
そのため、介護職で働くのであればなるべくレベルが高い介護職員を目指すことがおすすめです。
この記事では、レベルが低いといわれる介護職員の特徴や職場への影響、レベルが高い介護職員になる方法などを解説していきます。
施設側がどのようなポイントを見ているかもわかるので、介護業界で働きたい方はぜひ参考にしてください。
レベルが低い介護職員は、思いやりがなかったり自発的な行動がないなどの特徴があります。自分が当てはまっているかの確認や、そうならないように気を付けるためにも第三者からの意見は大切です。
介護職に特化した「ウィルオブ介護」に相談をすることで、介護業界の現状を考慮してアドバイスをしてもらえることから高いレベルの介護職員を目指すこともできます。介護の仕事を長く続けたい人はぜひ一度ご相談ください。
目次
レベルが低い介護職員の特徴5つ
まず、レベルが低いとみられてしまう介護職員はどのような特徴があるか、5つのポイントにまとめて紹介します。
現段階で自分が当てはまっている場合は、改善を試みてみましょう。
社会人としてのマナーがない
どの業界でも同じことが言えますが、社会人として最低限のマナーがないと相手に失礼なことをしてしまう恐れがあります。
そのため、言葉遣いや挨拶、対応の仕方など社会人としてのマナーがない人はマイナスな印象を与えてしまいます。
相手のことを考えて対応する機会が多い介護職では技術面だけでなく、こうした基礎の部分ができているかも重視しているのです。
自発的な行動をしない
上司からの指示がないと行動ができない方は、自発的な行動ができていない可能性があります。
やることが目の前にあっても指示をされていないことを放置したり、仕事がなくなったときにそのまま時間を持て余していると「言わないと何もできない人」と思われてしまいます。
もちろん、勝手に判断して行動をしてしまうと周囲に迷惑をかけることがあるので、わからないことやほかの業務がないかを上司に一言相談をしてから行動を起こしましょう。
相手を思いやることができない
介護の仕事は、利用者の介護で直接触れ合う機会が多く、相手が何を望んでいるかを考えてサポートすることが重要です。
利用者やその家族のことを思いやって行動できると、良い介護職員と評価されやすくなります。
もちろん、利用者に対してだけではなく同じ職場で働く職員に対しても手伝いや業務で余裕が出たときに率先して対応することができると、よりレベルが高い介護職員になれますよ。
仕事に対して真摯に向き合わない
介護業界だけに限らず、仕事に対して真摯に向き合ってもらえる人材の方が良い印象が持てて採用される確率も高まります。
とくに、介護職は一人の人間を介護するので、適当な対応をされると利用者のケガにつながってしまうので気にする施設は少なくありません。
人の悪口を言う
介護をしていると、仕事の大変さから口調が厳しくなって悪口のように言葉が出てしまうことがあります。
相手が認知症や耳が遠いと気を緩めて出てしまい、そこからトラブルに発展することは少なくないので利用者の前では言わないようにしましょう。
また、利用者の前だけでなく職員同士であっても悪口は控えてください。
悪口を言うと、それだけで印象が悪くなる上に介護を任せられるのかと信用がなくなってしまいますし、職場の環境も悪くなってしまいます。
レベルが低い介護職員がいるとどうなる?
ここからは、レベルが低い介護職員がいることで、仕事にどのような影響が出るかをいくつか紹介していきます。
介護職員のやる気が下がる
介護業界は全体的に人手不足問題を抱えているので、施設によっては一人が負担する業務が大きいことがあります。
そんな状況でレベルが低い職員がいることでトラブルを起こしたり、やるべき仕事をやってもらえなかったりして余計に負担がかかる可能性は少なくないのです。
未経験でまだ慣れていないのであれば多少の迷惑をかけてしまうことは仕方ないのですが、気を付けていれば発生しなかった仕事を増やされると職員のやる気が減ってしまいます。
職場の雰囲気が悪化する
士気が下がると共通するのですが、トラブルが起こったりして仕事が増えると忙しさから心の余裕がなくなって職場環境が悪くなる恐れがあります。
すると、職員同士でも摩擦が起こってトラブルやコミュニケーションが取りづらい状況になることもあり、業務に支障が出てしまうのです。
業務に支障が出る前に、レベルが低い介護職員への注意や指導、上司への相談などの対応をしていきましょう。
転職希望者が増える
職場環境や業務への悪影響が大きくなると、働きづらい環境になってしまいます。
すると、だんだんとより良い職場を求めて転職や退職を希望する介護職員が増えていき、さらに施設の環境が悪化するのです。
上司や職員に相談をしても職場環境が改善できそうにない場合は、別の介護施設への転職を検討することをおすすめします。
レベルが高い介護職員になる5つの方法
では、これまでレベルが低い介護職員について話をしてきましたが、自分がそうならないためにレベルが高い介護職員になるにはどうすれば良いのでしょうか?
ここからは、レベルが高い介護職員になる方法を5つにまとめて紹介します。
相手のことを思いやる
「レベルが低い介護職員の特徴5つ」でも解説しましたが、相手を思いやることができる職員はレベルが高いといえます。
気持ち良く施設のサービスを利用してもらうためには介護での接し方や話し方など、相手のことを思いやれるようになると良い印象を持ってもらえるのです。
また、利用者に対してだけでなく介護職員でも助け合えるようになると、仕事が円滑に回るだけでなく職場環境の改善にもつながりますよ。
コミュニケーションを図る
人との交流が多い介護職なので、前向きにコミュニケーションを図ろうとする心がけは大切です。
実際に会話をして接すると、書類だけではわからなかったことも知ることができるため、より利用者に寄り添った介護ができるようになります。
介護の仕事や施設について学ぶ
職種によっては経験や資格が必要であったり、施設によって仕事内容が変わったりするので、長く働きたい方は介護の仕事や施設について学んでいきましょう。
自分が担当する仕事のためだけでなく、ほかの介護士のサポートもできるようになると現場で重宝されますよ。
資格取得やスキル磨きを目指す
前項目と似ていますが、こちらではさらに本格的に介護の技術やスキルを目指すことをおすすめしています。
何度か解説してきましたが、介護職は資格を取得していないと就けない仕事があるため、何か目指している職種がある方は資格取得を目指してください。
資格とは、一定水準の知識を持っている証明にもなるので、利用者に安心感を与えることができます。
仕事とプライベートでメリハリをつける
仕事は仕事、プライベートはプライベートと区切りをつけられるようになると、仕事に対する意欲を維持することができます。
意欲的に仕事に取り組めるようになると、職場での評価も上がってレベルが高い介護職員と評価される可能性が高まりますよ。
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施設側も職場環境の改善を目指す必要がある
ここまでレベルが低い介護職員の特徴やレベルが高い介護職員を目指す方法など、職員について解説をしてきました。
しかし、この問題は介護職員だけで解決するものではなく、施設側も努力をしなくては完全な解決にはなりません。
たとえば、介護職員が未経験でも働きやすくなるように研修制度を設けたり、キャリアアップを目指せるようなキャリアアップ制度を設けるなどの方法があります。
もちろん、上司が介護職員たちの悩みを聞いたり意見と取り入れて職場環境を変えたりすることも大切なので、管理職の方は一度検討してみてください。
このような取り組みを進めていくことで介護職員の意欲が上がり、結果的にレベルが高い職員が増えていくのです。
レベルが高い介護職員を見極めるポイント
では、どのような部分でレベルが高いか低いか見極めれば良いのか、目安となるポイントを4つ紹介します。
介護職で働く人も、どこを見られているかを認識して日頃から気を付けておきましょう。
採用時に必要書類の不備がない
履歴書は、その人がどのような人物かを最初に知ることができる大切な書類です。
介護職に関心があって働きたい意思が強い場合、不備がないよう丁寧に書く傾向があるため意欲があると考えられます。
また、数ある項目を丁寧に書ける方は、仕事でも細かいところに気付けるのでレベルが高い人材であるといえるのです。
ほかにも、以下の部分で気を付けて書かれているかでも判断ができますよ。
- 相手が読める字で書かれている
- 誤字脱字がない
- 修正ペンで書き直されていない
- 写真の身だしなみは整っているか
- 職歴はわかりやすく整えて書いてあるか
身だしなみを整えて清潔感がある
介護の現場ではスーツではなく、施設が用意した制服や動きやすい服装で仕事をするため、服装の細かい指定がないところもあります。
そのため、介護職員として働くための服装選びによっても清潔感があるか、職場に適した服装を選べるかなどの判断ができるのです。
服装以外にも髪型、メイク、ネイル、態度や言動などからもわかることがあるので、面接時にもチェックされる要素といえます。
仕事に対して前向き
やはり、仕事に対して前向きな人に働いてもらいたいと考える施設は多いもので、前向きであれば仕事を覚えるのも意欲的で、長く働いてもらえる可能性が高い傾向があります。
もちろん、介護職員として働き始めてからも学ぶことが多いので、知識を得る努力をしなくてはなりません。
職場の先輩に質問をしたり、教わったことをメモしたりして、自発的に仕事をする意思を見せることで周囲からはやる気がある人材だと良い印象を与えられますよ。
人と接するときの対応が丁寧
介護の仕事は基本的に人と接する機会が多いため、話し方や接し方に気を付けています。
面接のときにも、言葉遣いや話しているときの仕草を見ることでその人の癖や対応の仕方などがわかるので、よく見られるポイントとしてあげられます。
また、介護職員として働いているときであれば、利用者への介護をするときの接し方や介護職員同士の交流などでどのように対応しているかでわかるのです。
誰に対しても分け隔てなく丁寧な対応を心掛け、相手のことを考えて仕事ができるようにしていきましょう。
よくある質問
ここからは、レベルが低い介護職員と判断されないか不安な方に向けて、質問形式で解説していきます。
未経験や無資格だとレベルが低いのでしょうか?
いいえ、未経験や無資格だからとレベルが低いのではありません。
「レベルが低い介護職員の特徴5つ」で話したように、自発的な行動がなかったり相手を思いやることができないような介護職員はレベルが低いといえるのです。
技術や経験が足りないとしても、できる仕事を積極的に取り組むことや、仕事に対して関心があると良い人材だと認めてもらえる可能性が高まります。
レベルが低い職員がいる職場での対策はありますか?
「レベルが低い介護職員がいるとどうなる?」で話をしましたが、介護職員の士気が下がったり職場の雰囲気が悪化したりする恐れがあるので、早めの対策が必要です。
レベルが低い介護職員に仕事を頼んだり注意をしたりして改善するのであれば良いのですが、個人ではどうにもならない場合は先輩介護職員や上司に相談をしましょう。
大きな問題になっていると判断されれば、人員移動や業務の見直しなどの対策をしてもらえる可能性が高まります。
それでも改善が難しい場合は、別の施設への転職を検討しておくのも一つの手段です。
転職の際は、介護職に特化した転職エージェントに相談をしつつ転職先を決めていくと希望条件に近い求人を見つけられますよ。
まとめ
これまでレベルが低い介護職員の特徴や周りに与える影響などを解説してきましたが、自分が当てはまっていると感じた方はすぐに改善していきましょう。
周囲にいる場合は、早めの対策をとって職場環境が悪化しないように行動することが重要ですが、個人で行うには限界があるので施設全体で改善していく必要があります。
それでも改善しない場合は、自分にとって働きやすい環境が整っている施設への転職を検討することがおすすめです。
介護職で働きたい場合は介護職特化型、別の職種に興味がある方は総合型の転職エージェントに相談し、希望条件に近い職場への転職を進めていきましょう。
今回の記事を参考に、レベルが低い介護職員の特徴を知って自分の働き方の参考にしてくださいね。
レベルが低い介護職員の特徴や周りに与える影響について解説をしました。自分が当てはまることがあれば改善を試みることができますが、同じ職場に当てはまる職員がいる場合は改善することが難しい場合があります。
どうしても働きづらいと感じたら、別施設への転職を検討してみませんか?介護職に特化した「ウィルオブ介護」であれば、介護職員の立場も考慮した仕事の提案をしてもらえます。希望条件に近い職場で働きたい方はぜひ一度ご相談ください。