「お申し付けください」は、ビジネスメールや接客で使われる丁寧な表現です。しかし、「上司に使っても失礼にならないか」「自分からお願いするときにも使えるのか」と、使い方に迷う方もいるでしょう。
相手の指示や要望を受け付ける表現であることを理解し、場面に合わせて使うことが大切です。言い換えや返信の仕方も知っておくと、仕事や応募先とのやり取りに役立ちます。
この記事では、「お申し付けください」の意味や使い方、例文・返信例、言い換え表現、使用時の注意点をご紹介します。
応募先とのメールや面接では、敬語の使い方に迷うこともあるでしょう。丁寧な表現を知ることに加え、自分の経験や希望を整理し、相手にわかりやすく伝えることも大切です。
ウィルオブ介護の面接対策では、よく聞かれる質問や受け答えのポイントもアドバイスします。年収アップ交渉や、入職前の職場見学も可能です!「自分の思いをうまく伝えられるか心配」「応募先とのやり取りに不安がある」という方は、ぜひご相談ください。
「お申し付けください」の意味
「お申し付けください」は、「ご希望やご要望があれば、私にお伝えください」という意味の表現です。相手からの指示や依頼を受け、それに対応する意思を丁寧に伝えるときに使います。読み方は「おもうしつけください」です。
「申し付ける」には、用事を言いつけたり、指示したりする意味があります。「お申し付けください」とすることで、相手に指示や要望を伝えてもらうよう促す表現になります。
例えば、「必要なものがございましたら、お申し付けください」と伝えると、相手の希望に応じて用意する姿勢を示せます。単に連絡を求めるだけでなく、「ご要望に対応します」という気持ちを含む点が特徴です。
「お申し付けください」を使う相手・対象
上記のとおり、「お申し付けください」は、相手の指示や要望に対応する意思を示す表現です。そのため、主に顧客や取引先、上司など、丁寧な対応が求められる相手に使います。
顧客や取引先には、商品・サービスについての要望や、資料の修正希望などを受け付ける際に使えます。上司に対しては、追加の指示を仰いだり、自分が対応できる業務を申し出たりする場面で使うとよいでしょう。
介護の現場では、利用者やその家族に、必要なものや困り事を伝えてもらう際にも使えます。ただし、日常的な会話では堅苦しく聞こえることもあるため、関係性や場面に応じて「いつでもお声がけください」などの表現を選ぶと、親しみやすく伝わります。
「お申し付けください」の使い方と使用場面

ここまで、「お申し付けください」の意味や使う相手について説明しましたが、実際にはどのような場面で使えるのでしょうか。ここでは、希望や要望を受け付けるときや、サポートを申し出るときなど、具体的な使用場面をご紹介します。
相手の希望や要望を受け付けるとき
相手の希望や要望を聞き、それに応じて対応する場面で「お申し付けください」を使います。例えば、「お席のご希望がございましたら、お申し付けください」と伝えると、相手が希望を伝えやすくなります。
何についての要望を受け付けるのかを具体的に示すと、相手も相談しやすいでしょう。自分や所属先で対応できる内容に合わせて使うことが大切です。
メールの結びに問い合わせ先を案内するとき
ビジネスメールでは、本文の最後に問い合わせや相談を受け付ける一文として添えられます。例えば、資料を送付した後に「ご不明な点がございましたら、担当の〇〇までお申し付けください」と記載すると、問い合わせ先と対応する意思を伝えられます。
相手が連絡先を探す手間を減らせるよう、署名欄などにメールアドレスや電話番号も記載しておくとよいでしょう。
接客中に必要なサポートを申し出るとき
店舗や受付などで、相手の様子に合わせて手助けを申し出る際にも使えます。「お荷物をお運びする際にお手伝いが必要でしたら、お申し付けください」など、提供できるサポートを具体的に伝えるとわかりやすくなります。
ただし、相手から声がかかるのを待つだけでは、困り事に気づけないこともあります。手助けが必要そうな場合は、「お荷物をお持ちしましょうか」と、こちらから確認することも大切です。
取引先からの変更・追加依頼を受け付けるとき
取引先に提案書や見積書などを提出し、変更や追加の希望を受け付ける際にも使います。例えば、「お見積もり内容について変更のご希望がございましたら、お申し付けください」と伝えると、内容を調整する姿勢を示せます。
変更によって費用や納期が変わる可能性がある場合は、その点も併せて案内しましょう。依頼を受け付けることと、すべての要望に応じられることを区別して伝えると、認識のずれを防げます。
上司に指示を仰ぐとき
上司に対しては、追加の業務や指示を受ける意思を伝えるときに使えます。「ほかに対応すべきことがございましたら、お申し付けください」と伝えることで、業務に取り組む姿勢を示せます。
一方、具体的な判断や指示が必要な場合は、この表現だけでは確認したい内容が伝わりません。「こちらの方針で進めてよろしいでしょうか」など、上司に判断してもらいたい点を明確にしましょう。
「お申し付けください」は間違い?
上記のような場面で使われる「お申し付けください」は、一般的に、相手の指示や要望を受け付ける丁寧な表現として使えます。
「申し付ける」に「申す」が含まれることから、謙譲語を相手の行為に使っているように見え、間違いではないかと迷う方もいるでしょう。しかし、「申し付ける」は「言いつける」「指示する」という意味を持つ一つの動詞です。「申す」が含まれていることだけを理由に、誤った敬語とはいえません。
また、「お申し付けください」は、「お〜ください」の形で相手の行為を敬う表現で、自分から相手に作業を依頼する意味ではありません。例えば、上司に資料の確認を頼むなら、「資料をご確認ください」と伝えます。相手からの依頼を受ける場面なのか、自分が依頼する場面なのかを区別して使いましょう。
「お申し付けください」を使う際の注意点
ここまで、「お申し付けください」の使い方や敬語としての考え方をご紹介しましたが、相手や状況によっては意図が伝わりにくいこともあります。ここでは、相手に誤解を与えず、適切に使うための注意点をご紹介します。
自分から相手に作業を頼む場面では使わない
先述のとおり、「お申し付けください」は、相手からの指示や依頼を受け付ける表現です。自分から相手に確認や作業をお願いするときには使いません。
例えば、資料の確認を頼みたい場合に「資料の確認をお申し付けください」と書くと、「資料を確認するよう、私などに指示してください」という意味になります。確認をお願いするなら、「資料をご確認いただけますでしょうか」と、相手にしてほしいことを直接伝えましょう。
対応できる範囲を明確にする
「お申し付けください」と伝える際は、どのような依頼に対応できるのかを明確にしましょう。対象を示さずに使うと、担当外の業務や、実現が難しい要望まで受け付けてもらえると捉えられる可能性があります。
例えば、「掲載内容の誤りや表記の修正については、お申し付けください」と伝えると、受け付ける内容が明確になります。対応期限や追加費用などの条件がある場合も、あらかじめ説明しておくと認識のずれを防げます。
親しい相手には堅苦しく聞こえる場合がある
「お申し付けください」は丁寧な表現ですが、親しい同僚や日常的に接する相手には、距離を感じさせることがあります。丁寧さだけでなく、普段の関係性に合っているかも考えて使いましょう。
例えば、同僚には「手伝えることがあれば声をかけてください」と伝えるほうが自然な場合があります。介護の現場でも、利用者との日常会話では「何かあればお声がけください」など、親しみやすい表現を選ぶとよいでしょう。
「何なりと」「お気軽に」は状況に応じて添える
「何なりと」は幅広く要望を受け付ける姿勢を、「お気軽に」は遠慮せず声をかけてほしい気持ちを添える言葉です。ただし、どのような場面にも適しているわけではありません。
対応範囲が限られている場合に「何なりと」と伝えると、相手の期待を広げすぎるおそれがあります。また、深刻な相談や苦情に対して「お気軽に」を使うと、内容を軽く受け止めているように聞こえることもあるため、相手の状況に合わせて選びましょう。
謝罪の場面では具体的な対応も伝える
不備やトラブルが起きた際に、「何かございましたらお申し付けください」と伝えるだけでは、問題の解決を相手に委ねている印象を与えかねません。まずは謝罪し、こちらから対応内容を示すことが大切です。
例えば、資料に誤りがあった場合は、「修正版を本日中にお送りいたします」と対応を伝えたうえで、「ほかにもお気づきの点がございましたら、お申し付けください」と添えます。相手からの連絡を待つだけでなく、自ら解決に向けて動く姿勢を示しましょう。
「お申し付けください」を使った例文
上記の注意点を踏まえると、「お申し付けください」は、対応する内容を具体的に示して使うことが大切です。ここでは、仕事や応募先とのやり取りで使える例文をご紹介します。
上司に追加の指示を仰ぐメール例
| 件名:会議資料の作成完了について 〇〇課長 お疲れさまです。〇〇です。 ご指示いただいた会議資料の作成が完了しましたので、添付いたします。 修正や追加で対応すべき事項がございましたら、お申し付けください。 よろしくお願いいたします。 〇〇 |
取引先に資料の修正希望を尋ねるメール例
| 件名:ご提案資料の送付について 株式会社〇〇 〇〇様 いつもお世話になっております。株式会社△△の△△です。 本日のお打ち合わせ内容を反映した提案資料をお送りいたします。 記載内容について修正のご希望がございましたら、お申し付けください。 なお、大幅な構成変更については、納期を含めて改めてご相談させていただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。 株式会社△△ △△ |
来訪者に必要なものを尋ねる接客例
| 「お待ちの間、お水やひざ掛けが必要でしたら、受付スタッフまでお申し付けください」 |
このように、用意できるものと声をかける相手を示すと、来訪者が迷わず依頼できます。施設や会場で実際に提供できるものに合わせて案内しましょう。
応募先に追加書類の提出意思を伝えるメール例
| 件名:応募書類の送付について/氏名 社会福祉法人〇〇 採用ご担当者様 お世話になっております。 貴法人の介護職求人に応募しております、〇〇と申します。 ご案内いただいた応募書類を、本日郵送いたしました。 選考にあたり、追加で必要な書類がございましたら、お申し付けください。 お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。 氏名 電話番号 メールアドレス |
顧客に購入後のサポートを案内するメール例
| 件名:ご購入のお礼と操作サポートのご案内 〇〇様 このたびは、弊社製品をご購入いただき、誠にありがとうございます。 初期設定や基本操作についてご不明な点がございましたら、下記のサポート窓口までお申し付けください。 担当者が操作手順をご案内いたします。 サポート窓口:〇〇 電話番号:〇〇 受付時間:平日〇時~〇時 今後ともよろしくお願い申し上げます。 株式会社〇〇 サポート担当 |
自信を持って応募先とコミュニケーションを取るために
「お申し付けください」などの丁寧な表現を知っておくと、応募先とのメールや面接でも役立ちます。ただし、言葉遣いに気を取られすぎず、自分の経験や希望をわかりやすく伝えることも大切です。
介護職への転職を考えている方は、応募先とのやり取りで不安に感じていることも含めて、ぜひウィルオブ介護にご相談ください。年収アップ交渉や事前の職場見学、面接対策も可能です!これまでの経験や希望する働き方を整理しながら、自分に合う職場探しを進めましょう。
「お申し付けください」への返信例

ここまで、「お申し付けください」の例文をご紹介しました。相手から「お申し付けください」と言われたときは、相手の配慮に感謝を伝えたうえで、依頼や確認したい内容を具体的に述べましょう。現時点で依頼がない場合も、お礼を添えると丁寧です。
上司の申し出に感謝を伝える返信
上司から「困ったことがあれば申し付けてください」と声をかけてもらった場合は、気遣いへの感謝と、必要に応じて相談したい旨を伝えます。
例文:「お気遣いいただき、ありがとうございます。進める中で判断に迷うことがありましたら、ご相談させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします」
取引先に具体的な要望を伝える返信
取引先から修正や追加対応の申し出があった場合は、どの部分をどのように変更してほしいかを明確にしましょう。
例文:「ご対応いただき、ありがとうございます。それでは、資料の3ページ目に導入までのスケジュールを追記していただけますでしょうか。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします」
店舗やサービス担当者に対応をお願いする返信
店舗やサービス担当者には、希望する対応や条件を簡潔に伝えます。対応できるか確認する形にすると、相手も返答しやすくなります。
例文:「お心遣いありがとうございます。可能でしたら、入り口から近い席をご用意いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします」
現時点では依頼事項がない場合の返信
依頼事項がない場合は、その旨と感謝を伝えましょう。後から相談する可能性があれば、一言添えておくと自然です。
例文:「お気遣いいただき、ありがとうございます。現時点では追加のお願いはございません。確認事項が出てきましたら、改めてご連絡いたします」
応募先に不明点を確認する返信
応募先から「ご不明点がございましたら、お申し付けください」と案内された場合は、お礼に続けて質問を伝えます。複数の質問がある場合は、箇条書きにすると分かりやすくなります。
例文:「ご丁寧にご案内いただき、ありがとうございます。面接当日の持ち物について、1点確認させてください。履歴書と職務経歴書のほかに、持参するものはございますでしょうか。よろしくお願いいたします」
「お申し付けください」の言い換え表現

「お申し付けください」は、相手からの指示や要望を受けるときに使う表現です。伝えてほしい内容や相手との関係に応じて、次の表現も使い分けられます。
お知らせください
「お知らせください」は、情報や希望、不明点などを伝えてほしいときに使います。「お申し付けください」よりも幅広い場面で使いやすく、日程の確認や変更の連絡をお願いする際にも適しています。
例文:「ご都合のよい日時をお知らせください」
お声がけください
「お声がけください」は、相談や手助けが必要なときに、気軽に話しかけてほしいという気持ちを伝える表現です。社内での案内や接客など、相手が相談しやすい雰囲気をつくりたい場面に向いています。
例文:「操作方法でお困りの際は、お気軽にお声がけください」
お申し出ください
「お申し出ください」は、希望や事情、申請したい内容などを相手から伝えてもらうときに使います。配慮の希望やサービスの利用希望を受け付ける場面に適しています。
例文:「個別の配慮をご希望の方は、事前にお申し出ください」
ご用命ください
「ご用命ください」は、商品やサービスの注文・依頼を受けたいときに使う、改まった表現です。顧客や取引先に対して、自社のサービスの利用を案内する場面などで使われます。
例文:「追加のご注文がございましたら、ぜひ弊社にご用命ください」
ご指示ください
「ご指示ください」は、進め方や対応方法について、具体的な指示を求める表現です。上司や業務上の判断を仰ぐ相手に対して使います。相手の要望を広く受け付ける「お申し付けください」と比べ、何をすべきか示してもらう意味が明確になります。
例文:「修正の方針について、ご指示いただけますでしょうか」
「お申し付けください」に添えられるクッション言葉
ここまで、「お申し付けください」の言い換え表現をご紹介しましたが、言葉を置き換えずに、相手への配慮を添える方法もあります。「遠慮なく」「お気軽に」などを添えると、相手が声をかける際のためらいを和らげられます。ここでは、それぞれのニュアンスと使い方をご紹介します。
遠慮なく
「遠慮なく」は、気兼ねせずに希望や要望を伝えてほしいときに添える言葉です。相手が「お願いすると迷惑になるのではないか」とためらっている場面で、依頼を受け付ける姿勢を示せます。
例えば、「お食事の量についてご希望がございましたら、遠慮なくお申し付けください」と伝えると、相手が希望を口にしやすくなるでしょう。こちらの都合を気にせず伝えてもらいたい場合に適しています。
お気軽に
「お気軽に」は、小さな疑問や相談でも、気負わずに声をかけてほしいときに使います。問い合わせや相談への心理的なハードルを下げたい場面に適した表現です。
例えば、「操作方法でわからないことがございましたら、お気軽にお申し付けください」と案内できます。「遠慮なく」が気遣いによるためらいを和らげるのに対し、「お気軽に」は相談のしやすさを伝えるニュアンスがあります。先述のとおり、深刻な相談や苦情への対応では、軽い印象を与えないよう注意しましょう。
「お申し付けください」を使う際に覚えておきたいビジネスマナー

上記のような言葉で相談しやすさを伝えたら、実際に要望を受けた後の対応も大切です。丁寧な言葉遣いに行動が伴うことで、相手の安心感や信頼につながります。ここでは、依頼を受ける際に意識したいビジネスマナーをご紹介します。
相手が要望を伝えやすい雰囲気をつくる
「お申し付けください」と伝えていても、忙しそうな態度や険しい表情では、相手が声をかけにくくなります。対面では作業の手を止め、相手の話を聞く姿勢を示しましょう。
また、話の途中で結論を急いだり、否定したりせず、まずは最後まで聞くことが大切です。ほかの人に聞かれたくない内容であれば、場所を変えるなどの配慮も必要です。
申し出を受けたら内容を確認する
相手から要望を受けたら、何を、いつまでに、どのように対応してほしいのかを確認しましょう。曖昧なまま進めると、相手が期待していた結果と食い違う可能性があります。
例えば、「資料の修正ですね」と受けるだけでなく、「料金表を最新版に差し替え、明日までにお送りするということでよろしいでしょうか」と具体的に確認します。認識をそろえてから対応することで、手戻りを防ぎやすくなります。
対応に時間がかかる場合は目安を伝える
すぐに対応できない場合は、相手を待たせたままにせず、完了までの目安を伝えましょう。「確認します」だけでは、相手はいつ返事をもらえるのかわかりません。
「担当部署に確認し、本日中に一度ご連絡いたします」など、次に連絡する時期を具体的に示すと安心につながります。完了時期が未定の場合も、進捗を報告するタイミングを伝え、予定が変わったら早めに連絡しましょう。
自分で判断できない要望は担当者に引き継ぐ
自分の権限や知識では判断できない要望を受けたときは、その場で安易に約束せず、担当者や上司に確認しましょう。相手には「私では判断できないため、担当者に確認いたします」と、次の対応を説明します。
引き継ぐ際は、要望の内容だけでなく、これまでの経緯や希望する期限も共有することが大切です。相手が同じ説明を何度も繰り返さずに済むようにしましょう。
対応後は要望が解決したか確認する
依頼された作業を終えたら、その旨を報告し、相手の要望を満たせているか確認しましょう。対応したつもりでも、困り事が残っていたり、認識がずれていたりする場合があります。
例えば、修正版の資料を送った後は、「ご希望の内容が反映されているか、ご確認いただけますでしょうか」と伝えます。介護の現場でも、必要なものを用意した後に「こちらでよろしいでしょうか」と確認するなど、相手の反応まで確かめることが大切です。
介護職でのコミュニケーションスキルを磨くために
ここまで、要望を受け付ける際のビジネスマナーをご紹介しましたが、介護の現場でも、相手の話を聞き、必要な対応につなげる姿勢は大切です。丁寧な言葉遣いに加えて、利用者の表情や反応を見ながら伝え方を工夫することで、安心して相談できる関係を築きやすくなります。
コミュニケーションスキルを磨きたい方は、接遇研修の有無や、先輩職員に相談できる体制などにも注目して職場を探してみましょう。
ウィルオブ介護では、これまでの経験や希望する働き方を踏まえた職場探しや、年収アップが実現する職場探しをサポート!求人からはわからない施設の特徴をお伝えしたり、事前に職場見学をしてから入職を検討したりすることも可能なため、「利用者との関わりを大切にしたい」「教育体制を確認して応募先を選びたい」と考えている方は、ぜひ相談してみてください。
「お申し付けください」の英語表現
介護の現場をはじめ、英語で希望や要望を尋ねる場面でも、相手が声をかけやすい表現を知っておくと役立ちます。「お申し付けください」は、伝えたい内容に合わせて英語表現を選びましょう。ここでは、代表的な表現と例文をご紹介します。
Please let me know.
「Please let me know.」は、「お知らせください」「教えてください」という意味です。相手の希望や困り事、不明点などを伝えてもらいたいときに幅広く使えます。
例えば、「Please let me know if you need anything.」は、「何か必要なものがございましたら、お申し付けください」という意味になります。単独では何を知らせてほしいのかが曖昧になるため、必要に応じて内容を付け加えましょう。
Please feel free to ask.
「Please feel free to ask.」は、「遠慮なくお尋ねください」という意味です。質問や相談をためらわずにしてほしいときに使います。
例えば、「Please feel free to ask if you have any questions.」で、「ご質問がございましたら、遠慮なくお尋ねください」と伝えられます。必要なものの依頼を促すなら、「Please feel free to ask for anything you need.」と表現できます。
Please do not hesitate to contact us.
「Please do not hesitate to contact us.」は、「どうぞ遠慮なくご連絡ください」という意味です。会社や窓口への問い合わせを案内する際に使える、改まった表現です。
例えば、「Please do not hesitate to contact us if you need further assistance.」は、「さらにサポートが必要な場合は、遠慮なくご連絡ください」という意味になります。ビジネスメールの結びや、サービスの案内に適しています。
Let me know if there is anything I can do.
「Let me know if there is anything I can do.」は、「私にできることがあれば教えてください」という意味です。相手を手助けしたい気持ちを伝える際に使えます。
より丁寧に伝えたい場合は、冒頭に「Please」を添えます。自分個人ではなく、会社やチームとして支援を申し出るなら、「Please let us know if there is anything we can do.」と表現できます。
Please tell us how we can help.
「Please tell us how we can help.」は、「どのようなお手伝いができるか、お聞かせください」という意味です。相手が必要としている支援の内容を、具体的に尋ねるときに使います。
例えば、「Please tell us how we can help you during your stay.」で、「ご滞在中にお手伝いできることがございましたら、お聞かせください」と伝えられます。漠然と申し出るだけでなく、相手の希望を確認したい場面に適しています。
「お申し付けください」に関するよくある質問

ここまで、日本語と英語での表現をご紹介しましたが、相手との関係や語尾の選び方に迷うこともあるでしょう。ここでは、「お申し付けください」に関するよくある質問にお答えします。
「遠慮なくお申し付けください」は目上の人に使ってもよい?
上司や取引先など、目上の人にも使えます。「遠慮なく」を添えることで、こちらへの気遣いから依頼をためらわず、必要なことを伝えてほしいという意思を示せます。
例えば、上司には「追加で対応すべきことがございましたら、遠慮なくお申し付けください」と伝えられます。ただし、具体的な判断を求める場面では、先述のとおり、確認したい事項を明確にすることが大切です。
「お申し付けくださいませ」は使っても問題ありませんか?
「お申し付けくださいませ」も使える表現です。「ませ」を添えることで、より丁寧で柔らかな響きになり、接客や受付などで使われます。
例えば、「ひざ掛けが必要でしたら、お申し付けくださいませ」と案内できます。ただし、社内のメールや日常的な会話では、丁寧すぎて堅苦しく感じられることもあります。相手との関係や職場の接遇方針に合わせて使い分けましょう。
まとめ
この記事では、「お申し付けください」の意味や使い方、例文・返信例、言い換え表現、使用時の注意点をご紹介しました。
「お申し付けください」は、相手の指示や要望を受け、それに対応する意思を丁寧に伝える表現です。自分から作業を依頼する場面では使わず、相手との関係や状況に応じて「お知らせください」「お声がけください」などと使い分けましょう。言葉遣いだけでなく、受けた要望に丁寧に対応する姿勢も大切です。
介護の現場でも、利用者や家族が安心して相談できるコミュニケーションが求められます。身につけた接遇やコミュニケーションのスキルを生かしたい方は、教育体制や職場の方針にも注目して応募先を選びましょう。
ウィルオブ介護では、これまでの経験や希望する働き方を踏まえた職場探しをサポートしています。コミュニケーションに自信がない方も、事前に面接対策でしっかりサポート!年収アップ交渉や事前の職場見学も可能です。介護職への転職や応募準備に不安がある方は、ぜひご相談ください。




