「社会人になって給料がもらえた」、「もうすぐ親の誕生日だ」というときに何か親孝行しようと思ったものの、何をすれば喜ばれるか分からないと悩んだことはありませんか?親孝行にはプレゼントを贈るなど選択肢はたくさんありますが、自分にしかできない親孝行をしようとするとやはり悩んでしまいますよね。また、親に喜んでもらうことも考えると本当に難しい選択になります。

そこで、今回は自分らしい方法で喜んでもらえる親孝行について厳選した30選をご紹介します。

目次

(1)親孝行の仕方は十人十色

親孝行の仕方は、人それぞれです。

親が離れて暮らしていれば手紙や写真を贈るというやり方や、元気な姿を見せに実家に行くというやり方などがあります。また、家が近ければ掃除やお米など重たい買い物を代行するといった手助けも親に喜ばれる親孝行です。

このように自分の親が喜ぶこと、して欲しいことは様々であり、親孝行の形はまさに十人十色と言えます。

相手を想った自分にしかできない最高の親孝行は何か、一緒に考えていいきましょう。

(2)親孝行する際の心構え

親孝行を考える時は「親が何をしたら喜ぶか」を念頭に置いて考えることが重要です。せっかくの親孝行も場合によっては迷惑になってしまうことがあります。親孝行をするときの心構えとして、次のことに注意しましょう。

親の病気などを把握しておく

親が好きな食べ物を贈るときは、今、食べられる状況かどうかを確認しておくことが必要です。

例えば、糖尿病を患っていて普段の食事で糖分の摂取に気を使っているのに、昔好きだったからと甘い和菓子を贈るのは、とても酷な贈り物です。逆に塩分を控えているのに、塩分の強い食べ物を贈るのもNGです。

高齢者扱いは傷つけてしまうこともある

「もう、いい歳だから」と高齢者向けの衣類や装飾品などを贈っても、本人の好みに合わなかったり、「年寄り扱いしてる」と反感を持ってしまうこともあります。

また、体にいいからと好きでもない健康食品を贈るのも本人からしたら迷惑になることもあります。最近では、話し相手になる人形やペット型のロボットが贈り物として売れていますが、場合によっては相手のプライドを傷つけてしまう場合もあります。

喜ぶのは物を贈る以外の方法もある

親孝行すること、親を喜ばすことは、なにもプレゼントを贈るという方法だけではありません。それ以外にも、顔を見せる、話し相手になる、一緒に食事に行く、行きたかった場所へ連れていくという方法もあります。相手を喜ばすのは“かたち”だけでなく“行動”や、“非日常体験”という選択肢もあることを覚えておいてください。

(3)「行動」で伝える親孝行 10選

親への感謝を「行動」で伝える場合の親孝行をご紹介していきます。

①顔を見せる

親の誕生日や母の日、父の日などにチョットした手土産をもって顔を見せに行きましょう。親は子どもの顔を見るだけでも嬉しいものです。孫がいるようであれば、孫の顔を見せるというのもとても喜ばれます。まして、誕生日に行けば喜びもさらに増します。

②電話をする

今や連絡方法はLINEやメールが主流ですが、親は子供の声を聴くとホッとします。たまには声を聴かせてあげましょう。同時に、親の話を聞いてあげましょう。独居の場合は話し相手がいないので、話をきいてあげると、とても喜ばれます。可能であればビデオ電話をして、顔を見ながら話をするのも良いですね。

③大掃除や衣替え、家の整理を手伝う

高齢になると大掃除が億劫になります。特に大きいものを動かしたり、捨てたりするのが大変です。大掃除など、“億劫なこと”、“大変なこと”、“力仕事”などを手伝うことは、大変助かるのでとても喜ばれます。ちょっとした料理をしてもてなすのも良いかもしれません。

④一緒に食事をする

高齢になると食事も簡単に済ませてしまうことが増えてきます。特に独居の場合は一人で食事をすることになります。そこで、お弁当などを買っていって家で一緒に食事をしたり、一緒に外食することは、親にとって楽しい食事会となり、とても嬉しいものです。

⑤買い物に連れていく

大型ショッピングセンターやアウトレットモールなどに車に乗せて買い物に連れていくと、普段とは違う買い物が出来るのでも喜ばれます。ただし、人混みは苦手という親は混んでいる曜日や時間帯は避けた方がいでしょう。

⑥マッサージをする

腰やひざなど痛いところを優しくマッサージすることで、痛みの緩和と子供の優しさが伝わり、とても喜ばれます。とっても手軽にできる親孝行です。

⑦洋服のコーディネート

衣類店に親と一緒に行き、本人に合った洋服を一緒に選んであげましょう。特に母娘の親子関係なら効果が高いです。

⑧帽子のコーディネート

高齢になると、髪の量が減ったり、白髪になるので、外出するときに髪を気にする方が増えます。高齢女性にとって帽子は大事なアイテムです。親と一緒にお店に行き、帽子を選んであげるととても喜ばれます。

⑨温泉に行く

宿泊で、もしくは日帰りで温泉など一緒に行くことで、「予定が出来た」という楽しみができて、さらに温泉で疲れがとれるので楽しい思い出ができます。

⑩行きたい場所へ連れていく

「新しくできたショッピングモールに行きたい」、「テレビでやっていた○○を見に行きたい」という場所に一緒に行って願いを叶えてあげるやり方があります。行きたい場所に連れていくのは親に限らず誰でも嬉しいものです。

(4)「かたち」で伝える親孝行 10選

親が遠方に住んでいてなかなか会いに行けない場合や、仕事が忙しくてどうしても時間がとれない場合は、感謝の気持ちを「かたち」で伝える方法もあります。ここでは、親への感謝を「かたち」で伝える場合の親孝行をご紹介していきます。

①手紙を書く

連絡の方法は、パソコンやスマホなどでのLINEやメールが主流ですが、あえて手紙で親の近況を尋ねたり、自分や家族(孫など)の近況を書いて親を安心させるというやり方があります。手紙はパソコンで作成するのではなく、便箋に手書きした方が気持ちをしっかり伝えることができます。 

②写真を贈る

自分の写真や孫の成長が分かる写真を送る方法もあります。例えば、孫の入園式や入学式、運動会など行事の写真は、分かりやすく、微笑ましいものです。写真紙なら部屋や玄関に飾ることもできますし、データならスマホや携帯電話の待ち受け画面に設定することも可能です。

③誕生日プレゼント

定番ですが、誕生日に花やお菓子、ギフト券などプレゼントを贈るという方法です。定番の方法ですが、親は「自分の誕生日を覚えていてくれている」、「誕生日を祝ってくれた」と嬉しい気持ちになります。

④母の日や父の日

これも定番ですが、母の日にカーネンションや好きな食べ物やハンカチなどの装飾品を贈るという方法です。どんなに定番であっても、子どもから貰えれば嬉しいものです。

⑤お土産品を贈る

自分で行った旅行や出張先で買った土産品を親へ送ると、親は子供から貰ったという喜びに加え、地方の名産を貰えたという喜びもあり、とても喜びます。誕生日や記念日ではない、なんでもない日に送ることで、驚きがあって喜びも大きくなります。

⑥洋服や装飾品を贈る

外出用の洋服やカバンなどを贈るのも喜ばれます。特に母親は何歳になっても女性なので、おしゃれには敏感です。ただし、洋服の場合はサイズを確認しておきましょう。

⑦生活用品を贈る

高齢になると家事がだんだんと大変になってきます。そんな場合は、家事を楽にする生活用品を贈るという方法があります。例えば、自動掃除機乾燥機付き洗濯機食器洗浄機などは日常の家事が楽になります。また、火の始末が心配ならば電気調理器を贈ると家事の心配がなくなります。家電を買いたいけれどよく分からないと思っている場合も多いので、プレゼントとして選んであげると喜ばれます。このように便利や安心を贈るのもいいでしょう。

⑧家事代行サービス

最近、話題なのが「家事代行サービス」の利用券を贈る方法です。高齢になると掃除が大変になってきます。家事代行サービスは、大掃除やエアコンの洗浄、風呂場やキッチンなどの水回りなどいろいろな清掃が可能です。ぜひ、家事代行サービスの利用券を贈って、“清潔”をプレゼントしてあげましょう。

⑨旬の果物を贈る

旬の新鮮な果物を贈るのも喜ばれます。春ならイチゴ、夏ならメロンや桃、秋ならブドウやナシなど。果物なら栄養素が高く、簡単に食べられます。また、マンネリ化しやすい生活のなかで季節感を感じられるので、お口も気持ちも楽しめるプレゼントです。

⑩旅行券・旅行ギフト

旅行券や選べるツアーなどの旅行ギフトをプレゼントする方法もあります。「行きたいけど、なかなか行くチャンスがない」という人にとって、出かけるきっかけになったり、行きたかった場所に行けるので喜ばれるプレゼントの一つです。

ただし、高齢者の対応に慣れていない旅行会社のツアーだと旅行先での配慮が不足してしまうことがあります。病気やケガの後遺症などがある場合などは、旅行会社選びに注意が必要です。

(5)「非日常体験」で伝える親孝行 10選

続いてご紹介する親孝行の方法は、「非日常」をプレゼントする方法です。非日常とは普段とは違う思いや、日常ではできないような体験です。ここでは親への感謝を「非日常体験」で伝える場合の親孝行をご紹介していきます。

①運動会

孫の運動会や幼稚園や学校の行事に招待することで、孫の成長を微笑ましく見ることができます。運動会であれば、服装や時間なども気にせず気楽に楽しむことができるので、親の負担が少ない“非日常体験”のひとつです。

②入学式・卒業式

孫の入学式や卒業式に招待することで、孫の成長だけでなく、自分の子どもが親として成長したことも実感できます。また、晴れ晴れしい式典に正装で出席することで、気持ちにハリが出る“”非日常体験“ができます。

③誕生日会

自分や孫の誕生日会に招待することで、話をしたり、普段とは違う食事をすることで、微笑ましい“非日常体験”を味わえます。

④結婚式

自分や孫の結婚式に招待することで、親は「嬉しい」という気持ちだけでなく、ホテルなどでの食事、着物などの正装、自分の親族との再会、相手側の親族との対面など多くの“非日常体験”ができるので、楽しい思い出になります。

⑤温泉

温泉に連れていくのも大変喜ばれます。温泉は体の疲れや痛みを緩和してくれるだけでなく、気分もリラックスできる“非日常体験”ができます。話題の温泉、人気の温泉、眺めのいい温泉など選ぶときから楽しみな体験です。

⑥ものづくり

ものづくりを体験することも喜ばれます。例えば、「そば打ち」や「うどん作り」、「ピザ作り」といった食べ物を作る体験や、「押し花」や「ミニ門松」といった手芸品など、いろいろな体験があり、ものを作るという“非日常体験”が楽しめます。子供や孫と一緒に体験できれば貴重な思い出にもなります。

⑦バイキング

普段とは違う食事も楽しいものです。特にバイキングなどは、普段食べないような料理や大好物の料理などいろいろな料理が一度に楽しむことができるので、普段の食事とは違う“非日常体験”を味わえます。特に女性の場合、デザートの種類が豊富なバイキングだと喜びも倍増します。

⑧コンサート

クラシックなどのコンサートに行って素敵な音楽を生で聞くなど芸術的な“非日常体験”は、優雅な気分になれて喜ばれます。もちろん、親の好みによってジャズや演歌など好きなジャンル、好きな歌手のコンサートに連れて行ってあげるのもいいでしょう。

⑨化粧

母親に化粧をしてあげることで、お洒落な気分になれます。また、化粧はお肌を刺激するので認知症予防や認知症ケアでも使われています。ネイルサロンに行くというのも、一味違った楽しみ方かもしれません。いつもと違うお洒落で“非日常”を感じることが出来ます。さらに化粧をして外出できれば楽しさは一層増します。

⑩旅行

旅行に行くのは、親でなくても誰でも楽しいものです。両親2人での旅、親と友人の旅、親子の旅などそれぞれ楽しみ方あると思いますが、いずれも楽しい“非日常”が体験できます。最近では、子どもが親孝行できるプランが豊富な旅行会社もあり、高齢者であっても楽しむことができます。

(6)一緒に出かけることが嬉しいと感じている親世代

どのように親孝行をするのかにはたくさんの選択肢があります。親世代は親孝行についてどのように感じているのでしょうか。

50代~70代の親世代に、「子供が一緒にお出かけするだけで親孝行してくれたと思うか」という質問をしたところ、「そう思う」「どちらかといえば思う」と回答した割合が7割だったという調査もあります。
一方で、20代~40代の子世代は「親に対して満足のいく親孝行ができているか」と尋ねると、同じく7割が親孝行をできていないと思っていることも明らかになりました。

親世代としては、どのようなかたちでも一緒に時間を過ごすことが、何よりも嬉しいことなのかもしれません。

(参照:【おとな親子のコミュニケーションに関する本音調査】最近、親とお出かけしていますか・・・?| 花王株式会社

(7)親孝行をサポートする「介護旅行」

「旅行を贈って親孝行をしたい」と考える人は多いのですが、一般的なバスツアーなどは「親は高齢だから・・・」、「もし旅先で何かあったら・・・」と不安があります。また、「身体が不自由で介護状態にある親を旅行に連れていくのは・・・」と親孝行で旅行をプレゼントすることをあきらめている方は多いと思います。

しかしこの介護旅行サービスを利用すれば高齢者の方でも安心で安全な旅行をすることができ、あなたの親孝行のサポートをしてくれます。

そもそも介護旅行とは

旅行は、“行動”や“かたち”、“非日常体験”をいっぺんにプレゼントできる親孝行の方法です。とくに介護旅行は、一般の旅行会社のプランと違って、高齢者でも安心していけるプランが組まれています。

例えば、ヘルパーがツアーに同行したり、トイレは洋式、食事の場所はテーブルなど高齢者が安心して使えるところだったり、行程も時間的に余裕があったりといろいろな配慮がされています。

また、個人旅行の場合でも、ヘルパーが旅行中ずっと同行して、トイレや食事、服薬などをサポートする介護旅行のプランもあります。介護旅行は、高齢だからとあきらめていた旅行を不安なく、しかも楽しい思い出を作ることが出来るので、親孝行にはうってつけの贈り物です。

介護旅行サービスを提供する夢たびでは、行きたい場所や行いたいことをヒアリングし、その方にあった旅行プランを作成、旅行先のサポートまでを一貫して行っています。専門のヘルパーも同行してくれるので、体力に自信がない高齢の方も安心してご利用いただけます。

あなたらしい旅行=あなたらしい親孝行

人の好みは十人十色です。旅行の好みも、「にぎやかな場所が楽しい」という人もいれば、「静かな場所だと落ち着く」という人もいます。親孝行のための介護旅行も人それぞれ違っていて当然です。あなたらしい旅行を贈ることは、これ以上ない親孝行のひとつです。

しかし、「経験がないので自分で考えるのが難しい」、「仕事が忙しくて連れていけない」という人には、あなたの代わりに親孝行を叶えてくれるサービスがあります。こういったサービスを使うのも、あなたらしい親孝行を伝えるための手段の一つだと思います。

旅行に行くのは怖い…そんなときにおすすめなのがバーチャル旅行

コロナ感染のリスクを考え、まだ旅行に行くのは不安があるという方におすすめなのが、バーチャル旅行です。

バーチャル旅行とは、VRゴーグルを利用して観光地の映像をリアルタイムで体験できるサービスのことです。専門スタッフがリアルタイムでガイドを行ってくれるため、旅行気分を味わうことができます。

最近では、デイサービスのレクリエーションなどにも取り入れられるなど、介護施設でも注目されているサービスです。

先ほど紹介した介護旅行サービスを運営する夢たびでは、バーチャル旅行サービスも提供しています。親孝行がしたくても、コロナ禍で帰省することが難しかったり、一緒に出掛けることが難しかったりする場合にもおすすめのサービスです。

現在では、全国計15コースのプランがあり、行きたいコースを選ぶことができます。また、オプションとして、現地で人気のお土産もバーチャル旅行の日程にあわせて送ってもらうこともできます。

夢たびのバーチャル旅行の特徴

  • リアルタイムで現地の専門スタッフと会話が可能
  • VRゴーグルの操作性が簡単(眼鏡をかけたまま利用が可能。持ち上げるだけでゴーグルが起動します。)
  • 360°を見渡せる臨場感

バーチャル旅行が気になる方は、一度問い合わせてみることをおすすめします。

(8)あなたにしかできない親孝行をしよう

親孝行で一番大切なことは「親が喜んでれると思うこと」また「自分がしてあげたいと思うこと」をすることです。ありきたりな親孝行ではなく、自分にしかできない親孝行がきっとあるはずです。

「親孝行したいときに親はなし」ということわざがあるように親孝行できる時間にも限りがあります。「あの時、親孝行しとけばよかった」と後悔しないためにあなたにしかできない親孝行を見つけたらすぐに行動に移し、感謝の気持ちを伝えましょう。

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