介護の仕事は、体を使う仕事なので身体的にとてもハードです。
そして身体面に加えて精神的にも疲れやすいと言われています。
気持ちがついていかなくなった、精神的に疲れ果てた、という声もしばしば聞きます。
今回は、介護の仕事で心が疲れてしまう理由や疲れやすい人の傾向、そして、上手に仕事を続けている人の仕事のスタンスについてみていきましょう。
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介護の仕事は以外と心身ともに疲労しやすく、時には大きなストレスを感じてしまうこともあります。現状よりも働きやすい環境で働きたい方は、派遣会社に相談するのも1つの手段です。
ウィルオブ介護は、介護の現場を知る担当者が転職活動や働き方のアドバイスなどのサポートを行っています。1人ひとりに合わせた提案ができるので、介護の仕事で悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。
目次
介護で心が疲れる理由とは?
介護の仕事をしていると、なぜ心が疲れてしまうのでしょうか。
その理由は大きく4つに挙げられます。
思い描いていた世界とかけ離れている
「困っている方のために何かしたい」「力になりたい」という思いを持って介護の仕事についた方も多いでしょう。
しかし現実は、利用者の話をゆっくり聞くこともままならず、時間に追われる日々です。
理想と現実のギャップが心を疲れさせます。
達成感が得られにくい
人は、自分が行った仕事の結果が評価されることで達成感を得ます。
それはモチベーションの向上につながり、次の仕事への意欲になります。
しかし、介護の仕事は人相手の仕事なので、思うようにはいきません。
認知症のお年寄り相手なら、なおさらです。
頑張ったことが結果として見えにくい、また客観的な評価もされにくい仕事です。
職員同士の人間関係が複雑
介護には様々なアプローチの仕方があり、正解が1つではありません。
考え方の違いで、職員同士がうまくいかないこともあるでしょう。
また先輩と後輩、上司と部下などの上下関係や、他職種からの無理解など、人間関係で悩む方も少なくありません。
利用者のことだけを考えて仕事をするわけにはいかず、職員に気を使って疲れてしまうのです。
責任が重い
たった一度の失敗が取返しのつかない事態につながることがあります。
命に関わることなので、他の仕事に比べ「次、頑張ろう」と単純に割り切ることが出来ず、 思い悩んでしまう人も多いようです。
良い結果が表れにくいと同時に、悪い結果ははっきりと出てしまいます。
介護で疲れる人の傾向とは?
介護の仕事で心が疲れてしまう人には、一定の傾向があります。
- 頑張りすぎる
- 仕事を人に任せられない
- 何かあると自分が悪いと思ってしまう
まじめで一生懸命頑張る人ほど、心が疲れやすいようです。
利用者の状態が悪くなってしまったのは、決してあなたのせいではありません。
しかし自分に責任を感じてしまい、自分を責めてしまうのです。
そしてさらに頑張り、自分で仕事を抱え込んでしまいます。
キャパオーバーが続く状態では、良い仕事は出来ません。
もっと肩の力を抜く事が必要なのです。
うまくいっている人の仕事の仕方
介護の仕事を良い状態で続けている人もたくさんいます。
仕事の時間配分や自分の感情をスマートにコントロールし、上手に介護職を続けている人は、 どんなスタンスで仕事に取り組んでいるのでしょうか?
「仕事」として介護という職業についている
自分は利用者の家族ではなく、仕事として関わっていることを自覚しているので、利用者と「ほど良い距離感」を保てます。
これは、客観的に物事を判断するのに非常に重要です。
思いが強すぎると冷静な判断がつかなくなるからです。
また介護には終わりがない・きりがないことを知っているので、区切りをつけて、時間で帰ることが出来ます。
基本的に自宅には仕事を持ち込みません。
明日もベストな状態で仕事をするため、家庭も大切にし、休養も十分とります。
ストレスをためない自分の方法を持っている
信用のおける友人に愚痴を吐いたり、プライベートで思いっきり趣味を楽しんだり、 自分がどうしたら疲れをリセットできるるか分かっているので、ストレスをため込みません。
仕事場に、自分の好きなグッズ(お気に入りの文房具やハンドクリームなど)を持ち込んでモチベーションを上げることも1つです。
自分にあった方法を見つけて、ストレスをためない習慣を作りましょう。
自分ではどうにもならない事があると知っている
介護の仕事には、頑張っても報われないことが多々あります。
これを理解していれば、悲しい出来事に遭遇しても、 必要以上に落ち込むことはなく、無力感に襲われることは少ないはずです。
また自分一人では、無力なことを理解しているので、 問題が起こると周囲と協力したり相談したりすることが出来ます。
誰かを頼ることは、恥ずかしいことではないのです。
目標がある
資格をレベルアップする、キャリアアップするといった目標ももちろんですが、あの人のようになりたい、といった身近でお手本に出来るような人を目指すことも、 毎日の仕事が意義のあるものになります。
漫然と「利用者のために」だけ頑張っていると、いつしか疲れ果ててしまうものです。
まとめ
介護の仕事は、本来やりがいのある素晴らしい仕事です。
日々の関わりの中で得られる喜びは計り知れないものがあります。
しかし、心が疲れてくると、その素晴らしさを忘れ、悪い方にばかり考えが傾いてしまうものです。
介護の仕事を長く楽しく続けていくために、自分の仕事のスタンスを今一度見直してみる必要があるのではないでしょうか。
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介護の仕事では、体力や気を遣うことが多いので疲れがたまりやすい傾向があります。働きながらでも疲れを軽減させる参考になるよう、疲れる原因や上手くいっている人の働き方を紹介しました。それでも疲れてしまう方は、派遣会社に相談をしてみませんか?
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