介護は誰にでも始められる、誰にでもできる簡単な仕事と思っていませんか?

残念ながら世間ではそういう見方をされる方が多いようです。

それはなぜか。

介護をまったくやったことのない方が、必要に迫られて自分の親を介護する、というケースは珍しくありません。

ですから「誰でもできる」と思われてしまうのです。

しかし、「家族が家族をみる介護」と「プロが施す介護」は、実は別物と考えた方がいいでしょう。

今回は、その難しさが理解されない「介護の仕事」について、解説していきます。

介護の働き方を相談するならウィルオブ介護がおすすめ

介護の仕事は未経験や無資格からも始められますが、本格的に仕事をするなら経験や資格が必要となる仕事でもあります。初めてだと現場がどんな状況かわかりづらく、介護に挑戦するのにためらってしまう方もいます。

ウィルオブ介護では、現場経験者が担当をしているので、介護の仕事についてアドバイスをしてくれます。必要なスキルや資格、経験などもアドバイスをしてくれるので、安心して介護の仕事に挑戦できますよ。

介護職は多くのスキルを必要とする専門家

仕事としての介護は非常に多くのスキルが必要になります。

ざっとあげただけでも、食事・入浴・排泄の3大介助、移乗介助・体位変換・リネン交換などの環境整備や接遇マナー、 レクや調理まで、必要とされるスキルはこれでもか、という位にあります。

これらには基本があり、そしてご利用者1人ひとりの身体状態や精神状態によって、その基本をアレンジしていく必要があるのです。

たとえば、食事介助時の口に運ぶ1匙の量は小盛1杯ですよ、飲み込みを確認してから次の1口ですよ、と教科書にはあったとしても、それでは全く食事が進まない方もいます。

大スプーンで、ある程度の量を口腔内に入れることで反応し、嚥下出来る方もいるのです。

だからといって、いつもこのケアをしていれば正解か、というとそうではありません。

その方の今いまの状況(今日は少し調子が悪そう、など)に合わせ、微妙にケアを変化させる、瞬時の判断も求められます。

介護は作業ではない

またこれらの介護は、介護職側の意図する通りには進みません。

なぜなら相手が人間だからです。お風呂には入りたがらないし、水分も摂ってくれません。

介護職は振り回されっぱなしです。

介護がサクサク進む「作業」ではないことは一目瞭然でしょう。

ましてや、単純にごはんを食べさせて、お風呂に入れて、トイレを手伝って、ということだけが介護ではありません。

その介護の中には、「できることを自分で」といった生活意欲の向上や、生活リハビリといった目的もあれば、少しの変化から体調不良を察し重篤になる前に医療につなげたり、 急変時には臨機応変に動いたり、といった高度な対応も含まれるのです。

介護の仕事は感情労働

肉体労働・頭脳労働に続く労働形態として注目を集める感情労働。

教師や看護師、接客業、苦情処理担当など、人と接する職種が挙げられます。

自らの感情を冷静にコントロールし、誰にでも分け隔てなく笑顔で接することが仕事上要求されるのです。

介護職はまさに感情労働。肉体労働でもあるわけですから、さらに大変です。

ご利用者は、造花にたっぷりお水をやって床をビチョビチョにしたり、ヘアクリームで歯を磨いたりします。

こぼした食事を片付けようとして、お膳ごとひっくり返したりします。

時間で仕事を終えなければならないのに、余計なことして!と思わず叫びたくなりますよね。

そんな状況でも、介護職は「その人らしさ」を尊重した生活を支援する為にいます。

笑顔でビチョビチョの絨毯を拭き、うがいをさせ、新しい食事を用意するのです。

介護職がストレスのたまる感情労働に分類される理由はここにあります。

介護職が行う介護が、家族が行う介護とは別物だ、という意味をご理解いただけたでしょうか。

介護職はお手伝いやお世話だけでなく、その先にある「その人らしい生活を続けるための支援」を行っているのです。

そこには、家族にはないプロの視点があります。

また家族であれば許されることも、プロであれば許されません。

他人を介護することは、より専門家としての意識やスキルが必要とされ、またご利用者からの期待値も家族のそれより高いのです。

一人前になるにはどのくらいかかる?

一筋縄ではいかない方々を相手に冷静に対応でき、その人らしさを大切にしながら安全面も考慮、適切な介護を提供し日々の変化も見逃さない。

そんな介護職の一人前になるには、どのくらい時間が必要なのでしょうか。

一概にはいえませんが、全く何も勉強してこなかった方の場合、1人でケアを任せられるようになるまで3か月から半年以上はかかるでしょう。

それも対応の難しい○○さんは除く、といったような条件付きです。

施設の場合は日中の仕事を覚えて、その後夜勤の練習が入ります。

訪問の場合は、成長とともに任せられるケースが増えていくことになります。

記録の取り方や報告の仕方、他職種との連携も必要です。

一人前になるまでは、その事業所の方針にもよりますが先輩が同行します。

万が一の事故などを起こしてはならないからです。

少しのミスが命に関わる事態につながりかねません。

その位、介護の仕事は繊細で高度です。

介護職は人を扱う究極のプロ!誇りを持って取り組むべし

ここまで読み進めていただいて、介護の仕事は誰にでもできる、という見方は払拭されたでしょうか。

そして、こんな厳しい仕事をこなす介護職のイメージも変わってきたのでは?

プロの提供するそのケアの1つひとつには、たくさんのスキルが詰まっています。

ご利用者がその人らしく、安全に、充実した日々を送るために必要なスキルです。

ただ耐えて、頑張ればなんとかなる仕事ではありません。

介護の仕事に転職をお考えの皆さん。

介護の仕事は、誰にでもできる仕事ではありませんが、志と覚悟があれば続けられます。

異業種からの転職でも、大活躍されている方々がたくさんいます。

どうぞ志を高くもって、介護の専門家、介護のプロを目指して下さい。

そして、自分のやろうとしている仕事に誇りを持って下さい。

介護の仕事は、まさに人を扱う究極の仕事なのですから。

介護の仕事を知りたいならウィルオブ介護にご相談ください

介護の仕事にはスキルや資格が必要な業務もあると話をしてきました。人によっては自分にできるかと不安になり、介護の仕事を諦めてしまうこともあります。

諦める前に、一度ウィルオブ介護に相談をしてみませんか?介護に特化しているので、働き方や必要なスキル・資格などについてアドバイスを行っています。希望条件に合う働き方や求人を提案しているので、初めての方でも安心して働けますよ。

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