社会福祉法人非営利法人
社会福祉法人とは、社会福祉法に基づき設立されるもので、「社会福祉事業を行うことを目的として、この法律の定めるところにより設立された法人」と定義されます(社会福祉法第22条)。社会福祉法人の設立には、事務所がある都道府県(政令指定都市や中核市の場合は市)の認可が必要です。
社会福祉事業の内容も定められており、第一種社会福祉事業として「特別養護老人ホーム」「児童養護施設」「障害者支援施設」「救護施設」などが含まれ、第二種社会福祉事業に「保育所」「訪問介護」「デイサービス」「ショートステイ」などが含まれます。また、社会福祉法人は、公益事業として「子育て支援事業」「入浴、排せつ、食事等の支援事業」「介護予防事業、有料老人ホーム、老人保健施設の経営」などを行うことが認められています。
社会福祉法人には、特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービスなどを併設しているところが多く、多くの施設形態での仕事を経験できる可能性があります。介護職としてどんどん技術や知識を高めたいと思っている人にとっては良い環境かもしれません。
社会福祉法人は、特別養護老人ホームのように社会福祉法人しか運営できない施設が存在しますし、たくさんの施設・職種を経験してみたい!という人はデイサービスやグループホームなどなど、いろいろな施設をグループで運営している法人に応募してみるのはいかがでしょう? その施設間で異動が可能なら、わざわざ転職しなくても施設形態別に異なる介護方法を学ぶこともできるでしょう。