3人の子育てと2人の姑姉妹の介護の日々を絵と文章で発信し続ける筆者バニラファッジさん。 今回は、初めて利用した介護サービス、訪問入浴介助に来てくれた介護士さん、看護師さんとのやりとりをマンガを交えながら描いています。 裸を見せるのに抵抗感のあった叔母さんでしたがヘルパーさん等のプロのテクニックで訪問入浴介護がどんどん楽しみになっていきます。 さて、ヘルパーさん達はどうやって叔母さんと打ち解けていったのでしょうか?

 

高齢になってくると、当たり前にできていたことができなくなってきます。 我が家で本格的に介護が始まったと感じたのは、毎日の入浴の手伝いでした。

同居しているお姑さんとその妹(おばさん)が生活している離れのお風呂場は、湯船の高さを低くし、手すりも3箇所つけるなど高齢者用に改装しました。 しかし、介護認定調査の聞き取りで全然使っていないことが判明。

お風呂が大好きな老姉妹ですが、掃除が大変、着替えが大変、身体や頭を洗うのが大変、と嫁に内緒で入らない日々が続いていたようです。 時々、呼ばれて洗面所で頭を洗うのを手伝ったり、温タオルで身体を拭いたりしていました。 でも呼ばれない時は、「シャワーで、済ませるから大丈夫よ」と言われて、安心していました。

介護で一番大事なのは、やはり「清潔」。介護者も被介護者も臭かったり不衛生では寄り添うのも辛くなります。 そこで我が家で最初に介護保険を使ったのは、おばさんの週2回の「入浴介助」でした。

 

入浴介助

たとえ人生経験豊かな高齢者でも、他人に自分の裸を見られるのは抵抗があると思います。認知症を患っていたお姑さんに入浴介助の必要性を納得させるのはとても難しかったのですが、 足の不自由だったおばさんは、比較的すんなりと受け入れられました。

しかし、本格的におばさんの立位が困難になってからは、寝たまま入れるバスタブを室内に運び入れ、 看護師さん1人、介護士さん2人の3人介助で行われる「訪問入浴」に切り替わりました。

男性スタッフも加わったので、最初はおばさんも緊張していましたが、そこはプロ。楽しい会話と常に身体を気遣う心配りに、いつしか「訪問入浴」は、おばさんの楽しみになっていきました。

 

入浴介助が作業的にならないよう、介護士さんも看護師さんもいつも気配りをしてくれました。季節の話題を織り交ぜた会話やちょっとしたサプライズ、またある時は聞き役に徹するなど、 被介護者を中心に、笑いの絶えない訪問入浴となっていました。ちょっとした体調の変化にいち早く気付いてくれるのもとても助かり、流石、プロのヘルパーさんです。

寒い日も暑い日も、いつも笑顔で訪問してくれた介護士さんたちには本当に感謝しかありません。介護を通じて敬老の尊さをあらためて教えられました。 これからも介護者と被介護者をつなぐ架け橋となって、ますます活躍の場を広げていただきたいと思います。

 

バニラファッジ

バニラファッジ プロフィール

2006年に、ブログ「7人家族の真ん中で。」をスタート。 3人の子育てと2人の姑姉妹の介護の日々を絵と文章で発信し続ける主婦ブロガー。 ブログ開設10年目で2億6千万アクセスを突破。2009年には、サイト「お嫁さんな日々」をスタート。 お嫁さんの悩みを読者がアドバイスする「井戸端会議」は、ほぼ毎日更新する人気のコンテンツ。
著書に「91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます」「7人家族の真ん中で。」「スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護」「86歳乙女系女子、恋の力で生きてます」など多数。

 

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