介護予防通所リハビリテーションとは、要支援1・要支援2の方が要介護になることを予防するためのリハビリサービスです。ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 介護職員はリハビリ補助を行うのが仕事
  • 休日や勤務日が決まっているので働きやすい
  • 資格不要活躍でき、求人も豊富

介護予防通所リハビリテーションのサービスを行う施設である「通所リハ・デイケア」の施設は新設が相次いでいます。ですので、求人数は多く、転職難易度も低めです。詳しいポイントを確認していきましょう。

介護予防通所リハビリテーションとは?

介護予防通所リハビリテーションとは、要支援1・2の認定を受けた方へのサービスです。

要支援1・2の高齢者は、見守りや手助けがあれば、日常生活を自立した状態で行えます。そのような良好な状態を維持し、要介護になることを予防することを目的としたサービスです。

理学療法、作業療法といったリハビリの専門家が、高齢者の有する能力に応じ、自立した生活を営むことができるよう支援し、介護職員はリハビリの補助などを行います

介護職のスタッフが利用者のリハビリ補助をしているイメージ

介護予防通所リハビリテーションのサービスが受けられる施設は?

介護予防通所リハビリテーションのサービスは、

  • 通所リハ
  • デイケア

の施設で受けることが可能です。

通所リハ・デイケアの施設の職員体制は、医師が1人以上、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師(准看護師)、介護職員は利用者10人に対して1人以上の在籍が義務付けられています。ですので、介護予防通所リハビリテーションのサービスを行う施設では、介護職員の需要が高いです。

なお、通所リハ・デイケアの施設では、通所リハビリテーションのサービスも提供されていますが、こちらは要介護1以上の人を対象にしたサービスという点で異なります。

通所リハビリテーションのサービスについては、こちらで紹介しています。

介護予防通所リハビリテーションサービスの主な仕事内容

介護予防通所リハビリテーションサービスでは、以下のような仕事を介護職員が行うことになります。

簡単な健康状態チェック

体温や血圧の測定、健康上の悩みを抱えていないかを聞き出します。もしも異変があれば、医師に連絡したり、併設の病院などに対応してもらったりします。

個別リハビリテーションの補助

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がといったリハビリの専門家が、利用者と1対1で行うリハビリのお手伝いをします。リハビリ場所に誘導したりスケジュールを確認したりします。

集団でのリハビリの実施

施設に通う高齢者数人で行う集団レクリエーションやリハビリ体操を行います。

介護業務

入浴、排泄介助、昼食やおやつの手伝い、送迎といった介護業務を行います。

介護予防通所リハビリテーションで働くメリット

介護予防通所リハビリテーションのサービスを提供している「通所リハ・デイケア」といった施設で介護職員として働くメリットとしては以下3つのようなものが存在します。

勤務時間や休日が決まっている

介護予防通所リハビリテーションのサービスを行う施設は、平日の日中が営業時間です。その時間内に利用者が通ってきてサービスを受けます。

24時間365日営業している施設ではないので、夜勤や早朝出勤はありえません。スケジュールもしっかりと決まっているので、残業も少ないです。

そのため、仕事によって生活のリズムが乱れることもありえません。土日は休みの施設がほとんどなので、プライベートを大切にしながら働けます。

働きながらスキルアップ可能

介護予防通所リハビリテーションのサービスを行う施設の介護職員は、作業療法士・言語聴覚士といったリハビリ専門職の補助をするのが仕事です。

仕事を通して、リハビリ職の方からケアに関する専門的な知識を学べ、介護職員としてスキルアップすることができます。

さらに、さまざまな職種の方と一緒に働くので、人脈も広がり、自身のキャリアの可能性を高めることができるメリットもあります。

利用者との距離感が近くなりすぎない

介護予防通所リハビリテーションのサービスは、「通い」の施設です。平日のうち数時間だけ利用者が訪ねてきます。

そのため、利用者と介護職員の距離が近くなりすぎることはありません。程よい距離感で、接することができるので、もめごとになることが少なく、安心して働けるメリットがあるのです。

介護予防通所リハビリテーションはどんな転職先・求人があるの?

介護予防通所リハビリテーションサービスを行う施設である「通所リハ・デイケア」の介護職員・ホームヘルパー求人を確認しておきましょう。(※2020/10現在の情報です。情報は変わる可能性があります。)

日勤のみでOKの通所リハにおける正社員の求人

病棟、デイサービス、デイケアでの介護業務および自立に向けた支援業務が仕事内容です。夜勤なしの日勤のみの仕事で、給与は月給:18.772円~です。

無資格・未経験OKの通所リハにおけるパートの求人

仕事内容は、15分程度の座って行えるグループ体操。マシン等の設定、誘導。利用者の日々の変化を定期的に聴取するモニタリング業務です。研修制度が整っていて、無資格でも働けます。時給1,010円~です。

通所リハ・デイケアでの介護職員・ホームヘルパーの最新の求人はこちらからご覧ください。

介護予防通所リハビリテーションで働くことの大変さ

介護予防通所リハビリテーションのサービスを行う施設は、利用者との適度な距離感を保ちつつ活躍できるメリットがあります。しかしながら、「通い」の施設だからこその大変さもあるのです。

介護予防通所リハビリテーションのサービスは、同じ人が毎日利用することはありません。登録されている多くの利用者が、曜日ごとに通ってきてサービスを受けます。そのため、曜日や時間によって、入れ替わる利用者の顔や名前、容体を覚えなくてはなりません。

介護予防通所リハビリテーションのサービスを受ける高齢者の多くは、認知機能に問題がない人がほとんどです。名前などを間違えるとすぐに気づかれてしまい、信頼を失うことにもつながる可能性もあるので注意が必要です。

このように多くの利用者の名前や容体を覚えなくてはならないので、特に覚えることが苦手な方は大変さがあるでしょう。

介護予防通所リハビリテーションで働くには資格が必要?

介護予防通所リハビリテーションのサービスにおいて、介護職員が果たす役割は補助的なものがほとんどなため、働く上で資格は不要です。

求人を確認しても、未経験者歓迎・無資格OKとしているものが多いです。コミュニケーション能力が高く、人の顔や名前を覚えるのが得意といったスキルがあるなら、ぜひ面接でアピールしてみましょう。

介護予防通所リハビリテーションのサービス施設に転職するのは難しい?

介護予防通所リハビリテーションを行う施設への転職は難しくありません。サービスを行う通所リハ・デイケアの施設は新設が相次いでいるので、求人は一定数あります。

転職には資格は不要ですが、資格保有者は転職で優遇される傾向にありますから、介護職の資格の入門編ともいえる介護職員初任者研修取得の勉強をしても良いでしょう。

おわりに:介護予防通所リハビリテーションは初心者でもできるサービス

介護予防通所リハビリテーションでリハビリをしているイメージ

要支援1・2の高齢者を対象にした介護予防通所リハビリテーションのサービスにおける介護の仕事の難易度はそれほど高くありません。あくまでリハビリを目的とした施設で働くことになるので、リハビリの補助業務が中心になります。

リハビリの専門家の仕事を間近で見て補助することができるので、介護の勉強になります。無資格でも活躍でき、求人数も豊富です。介護職初心者におすすめできる仕事ですので、転職をお考えの方は、ぜひ検討してみてください。