訪問入浴介護とは、利用者の自宅まで浴槽を運んで、入浴介護をしてくれる介護サービスです。

通所サービスを使えば入浴をすることもできますが、寝たきりであったり集団での入浴を苦手としていたりして、入浴が難しいケースもあるでしょう。そのような利用者の体を清潔にし、リラックスさせてあげることができるのが訪問入浴介護の施設です。ポイントをまとめると以下の通りです。

訪問入浴介護施設のポイントは下記のとおりです。

  • 3人程度のスタッフで自宅を訪問し入浴介護を行う施設
  • 複数人で行う介護なので初心者でも安心して働ける
  • 無資格でも活躍可能な職場で転職難易度も低め

訪問入浴介護の施設は、入浴を通して利用者の血行を良くしてリラックスさせてあげることができます。高齢者の清潔も保たれて、家族の負担も軽減されるといえるでしょう。

在宅介護が推進される中で、今後も安定して求人があることが予測されます。この記事では、訪問入浴介護について詳しく確認していきましょう!

訪問入浴介護の施設とは?

訪問入浴介護の施設とは、特殊な浴槽を利用者の自宅に設置して入浴介助を行う施設です。チームでサービスを提供する施設で、看護師(准看護師)1名と介護職員2人の合計3人で入浴介護を行います。

要介護(1〜5)認定を受けていて、医師から入浴許可を受けている人のみが利用できます。寝たきりのため自分で入浴できなかったり、家族では入浴をサポートしきれなかったりする場合に利用される傾向にあります。

入浴は健康な人であっても体力を消耗し事故を起こしてしまいがち。特に、足腰が弱く体調が不安定な高齢者は、転倒したり急な体調の変化が起きたりして、命にかかわる事故が起きることもあります。

しかし、訪問入浴介護の施設では、入浴前に看護師による体調チェックがありますので安心して入浴ができます。

入浴は準備から片付けも含めて50分前後で行う傾向にあり、一日に7軒程度の利用者の自宅を回るケースが多いようです

訪問入浴介護の施設の中には、浴槽やお湯にこだわっている場合も多くあり、利用者の心も体も心地よくしてくれるサービスです。

訪問入浴介護の施設で働くメリット

入浴の介護を訪問して行う訪問入浴介護の施設には以下のようなメリットがあります。

1人の利用者に集中できる

入浴サービスを提供する介護施設は、訪問入浴介護の施設だけではありません。短期入所施設や通所介護施設でも入浴介護は行っていますが、このような施設は同時に複数の利用者を入浴させます。

そのため、一人ひとりの希望には添えないデメリットが発生するのです。しかしながら、訪問入浴介護ならば、訪問している時間は利用者一人に集中できます。

お湯の温度を調整したり、希望の音楽をかけてあげたりして、一人に寄り添ったサービスができるメリットがあります。利用者や家族の方の満足度も高くなり、感謝されるという喜びもあるのです。

初心者でもきちんと活躍できる

訪問入浴介護の施設の介護施設では、入浴という介護のみを繰り返し行うことになります。他の介護施設では、入浴以外にも、排せつや食事、リハビリの補助などさまざまな業務があり、なかなかすべての業務を覚えきれません。

一方、訪問入浴介護の施設ならば入浴だけが業務になるので、すぐに仕事を覚えられます。しかも、三人一組で仕事をするので、初心者でも仲間に尋ねながら仕事ができるのでかなりの安心感があります。

夜勤などが存在しない

訪問入浴介護の施設は、日中の時間帯に利用者の自宅を回ることになります。ですから、勤務時間がきちんと決められていて、夜勤や残業もありません

早朝から出勤する必要などもありませんので、生活ペースを崩すことなく、きちんと働けるメリットがあるのです。

訪問入浴介護の施設で働くことの大変さ

訪問入浴介護の施設で働く大変さは、体力勝負の面があるということです。

寝たきりの人を起こしたり、着脱を手伝ったりするのは、意外と力が必要です。また、お風呂は湯気などが発生するので、夏場は大量の汗をかくことになり大変です。仕事になれないうちは、余計な力を使って腰痛に悩まされてしまうこともあります。

さらに、臨機応変に物事に対処しなくてはならない大変さもあるのです。入浴は体力が必要なので、寝たきりの利用者の中には、入浴中に突然体調が悪くなるケースもあります。このような場合に、看護師の指示をあおぎつつ、焦らずに対応する力も必要になってくるのです。

訪問入浴介護の施設で働くには資格が必要?

訪問入浴介護の施設で働くために資格は必要ありません。未経験者を歓迎している施設も複数存在しています。

しかし、訪問入浴介護の施設を利用するのは、自分で入浴するのが困難な人ばかりです。そのような方たちをきちんと介護するために、ある程度の介護スキルはあった方が良いといえるでしょう。

介護職員初任者研修の資格を取れば、転職に有利になるのでおすすめです。取得難易度も高くないので、未取得の方は早めに取得しておくとよいでしょう。

また、初心者で、入浴介護に不安がある人は、研修をしっかりと行っている施設を選ぶと良いでしょう。訪問入浴介護の施設は、入浴介護のみをきちんとできるようになれば、活躍できます。無資格でもとりあえず就職してみて、実地でスキルを学び取っていくのも良いでしょう。

訪問入浴介護の施設に転職するのは難しい?

訪問入浴介護の施設の需要は高く、施設の新設も相次いでいます。ですから、求人は一定数あり転職難易度は低めといえるでしょう。

加えて、高齢化が進行する社会では、要介護度が高くとも施設ではなく自宅で過ごす人が増えることが予想されます。そうなってくると、訪問入浴のニーズはますます高まっていくと考えられるのです。

訪問入浴介護の施設は、資格不要の場合が多いですが、資格があったほうが給与や待遇がよくなるので、介護の入門資格である「介護職員初任者研修」の資格は取っておくと有利です。

また、訪問入浴介護の施設は、朝から夕方まで丸一日拘束される施設もあれば、シフト制で午前中や日中のみ働ける施設までさまざまです。ですので、仕事も家庭も両立したい人は、転職のときに、勤務時間なども考えて選びましょう。

おわりに:訪問入浴介護の施設は一つの業務を徹底的にこなしたい人におすすめ

訪問入浴介護の施設は、入浴サービスに特化した施設です。他の介護施設のように、さまざまな業務を行う必要はありません。また、利用者一人ひとりにきちんと向き合えるのも魅力の一つです。

「シングルタスク」の性質を持っている人は楽しく働くことができますし、入浴を通して利用者や家族ときちんと向き合えるやりがいもあるのです。

入浴介護は体力勝負な面もありますが、今後、需要が高まっていくことが予測される仕事であり、将来性も抜群の施設といえるでしょう。

特別な資格も必要としませんから、興味をもったならば、ぜひ転職を検討してみましょう!

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