看護小規模多機能型居宅介護とは、「通い」「泊まり」「訪問」「リハビリ」といった介護や看護のサービスを一体化した施設のことです。

ポイントをまとめると以下のようになります。

  • 利用者に寄り添ったサービスができる
  • 近年、需要が高まっている施設なので求人が多くある
  • 転職には介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)が必要

看護小規模多機能型居宅介護に転職するには、資格が必要になってきます。しかし、資格勉強中でも転職可能なこともあるようです。詳しくポイントを確認していきましょう。

看護小規模多機能型居宅介護の施設とは?

看護小規模多機能型居宅介護とは、介護と看護を一体化して提供する施設のことです。

サービス内容としては、「訪問介護」「通所介護」「短期入所」「訪問看護」の4つを行っています。

これまでの介護施設は、上記の4つのうちいずれかに特化した施設しか存在していませんでした。そのため、訪問介護を受けたいならば、ホームヘルパーに依頼し、短期入所をしたいならショートステイ事業所に依頼しなくてはなりませんでした。

サービスを変えるたびに、利用する施設や環境が変わるので、利用者の高齢者のストレスにつながることも少なくなかったのです。

しかし、看護小規模多機能型居宅介護ならば、高齢者の介護や看護に必要なサービスをすべて一貫して請け負うことが可能です。訪問介護でも短期入所でも同じスタッフが請け負い、環境が変わることもありません。

ですので、大勢のスタッフと関わるのが苦手で環境を変えたくないと考えている高齢者や家族の方でも安心して利用できるメリットがあります。

また、すべてのサービスを同じ事業所のスタッフが行うので、利用者の性質やちょっとした変化にも気づきやすく、家族との関わりも深くなり、地域と施設の交流も自然と深くなります。

平成27年に始まったばかりのサービスですが、家族や利用者のニーズが高く、看護小規模多機能型居宅介護の施設は毎年多く誕生しつつあるのです。

しかし、看護小規模多機能型居宅介護は、一度に預かることができる利用者の人数が29名までと決められています。そのため、需要に対する供給が間に合っておらず、施設の新設やスタッフの募集が行われている状態にあり、転職しやすい施設といえるのです。

看護小規模多機能型居宅介護の施設で働くメリット

看護小規模多機能型居宅介護で働くメリットとしては以下のようなものが存在します。

事業所内に看護師がいるので安心して働ける

介護サービスを必要とする高齢者の方々は、急な体調変化が起こることが多い傾向にあります。

ときには、命に関わる変化があることもあるでしょう。しかしながら、看護小規模多機能型居宅介護の施設は、看護サービスも行っている施設です。

ですので、いざというときに、看護師に相談して適切な医療行為を行ってもらえます。

介護職員だけでなく、医療のプロがいる職場なので、安定して介護の仕事に専念できるメリットがあるのです。

アットホームな雰囲気の中で利用者に寄り添って働ける


看護小規模多機能型居宅介護は、利用者の人数が29人までと定められています。少人数の利用者の介護を行うことになるので、しっかりと利用者と向き合うことになります。

また、「通い」「泊まり」「訪問介護」といったすべてのサービスを行うことができ、さらに「看護」もできるので、一人の利用者の接する時間がかなり長くなり、利用者と家族の気持ちに寄り添って介護ケアをすることが可能です。

自然と、利用者と家族と親しくなり、絆も深くなるので「必要とされている」と実感しながら働いていくこともできます。

総合的スキルが磨けて転職に有利になる

看護小規模多機能型居宅介護の施設では、「訪問」「通い」「泊まり」という介護に必要なサービスすべてを行います。そして、働くスタッフはこれらのサービスを分担しながら、すべて行うことになります。

そのため、すべての介護サービスの経験を積めるので、介護の総合的スキルを磨いていくことが可能です。

看護小規模多機能型居宅介護で働いておけば、その後は、「訪問」「通い」「泊まり」のいずれの施設でも、経験者として転職可能になるメリットがあります。

看護小規模多機能型居宅介護の施設で働くことの大変さ

看護小規模多機能型居宅介護の施設は、看護も必要な利用者が多いです。医療依存度の高い利用者は、質の高い介護を必要とするので、介護スキルが低いと戸惑いを感じることも多いようです。

また、仕事の対応範囲が広いので、いままで特定の介護サービスしかやってこなかった人は慣れるのに時間がかかってしまいます。

さらに、看護小規模多機能型居宅介護は365日24時間休まずに運営しています。そのため、夜勤や当直がある場合が多く、自分の時間を持ちにくい大変さも存在しています。

看護小規模多機能型居宅介護の施設で働くには資格が必要

看護小規模多機能型居宅介護の施設の利用者の多くは、看護も必要としていて、医療依存度が高いです。

ですから、働くには、ある程度の介護スキルがあることが必須となっていて、資格が必要です。求人などを見ても、何らかの介護の資格を有していることを応募条件としている場合がほとんどといえます。

看護小規模多機能型居宅介護への転職を希望するならば、最低でも「介護職員初任者研修」の資格を有していることが必要になってきます。
介護職のスタートともいえる介護職員初任者研修の資格については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

また、看護小規模多機能型居宅介護で、プロとして活躍したいならば、国家資格の「介護福祉士」を持っておくとより良いでしょう。
国家資格なので、簡単に取得できる資格ではないですが頑張って取得する価値は大きいものです。こちらの記事で詳しく紹介しています。

看護小規模多機能型居宅介護の施設に転職するのは難しい?

看護小規模多機能型居宅介護は、ニーズが高く、施設の新設も進んでいます。ですので、求人は常に一定数あり転職はしやすいです。

ただし、転職には資格が必要になります。「介護職員初任者研修の資格を持っていること」としている施設が多いので、この資格の取得をまずは目指しましょう。

介護職員初任者研修の資格は、最短14日で取得可能です。

また、まだ資格がなくとも介護職員初任者研修の資格取得のための講座を受講中でも採用してくれて、施設内の研修とあわせて勉強させてくれることもあるようです。ですので、資格取得と平行して転職活動をスタートするのもありでしょう。

おわりに:利用者一人ひとりに向き合いたいなら看護小規模多機能型居宅介護への転職はおすすめ

看護小規模多機能型居宅介護は、医療ケアが必要な利用者に対して、すべての介護サービスを行う施設です。

少人数の施設ですから、利用者とスタッフの距離が近く、一人ひとりに向き合った介護をしたい人におすすめの施設になります。

転職には、「介護職員初任者研修」の資格が必要ですが、この資格は2週間程度で取ることができます。難易度も高くはありませんから、ぜひ転職を検討してみてください。

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